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給料日までの繋ぎに闇金を利用する問題点と対処法を解説

相談・解決

給料日までまだ間があるのに資金が足りなくなった時、「闇金からお金を借りようか」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。給料が入ってすぐに返済すれば大丈夫だろう、と思われるかもしれませんが、給料日までの繋ぎに闇金を利用するのは大変危険です

今回は、給料日までの繋ぎに闇金を利用する問題点と、給料日までの繋ぎに利用されやすい闇金の手口を紹介します。闇金に頼らない安全な資金調達方法についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

給料日までの繋ぎに闇金を利用する問題点

給料日までの繋ぎの資金調達に、闇金を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。給料日にはお金が入るのだから、闇金から借りたとしても返済できるから大丈夫なのではないか、と考えられるかもしれません。しかし、給料日までの繋ぎに闇金を利用する行為には、大きな問題があります。
以下では、給料日までの繋ぎ資金に闇金を利用する問題点とリスクについて説明します。

闇金は超高金利なので返済は大変

闇金業者の特徴として、金利が法外に高いということが挙げられます。
正規の貸金業者の場合、貸金業法で定められた上限を超えた金利を課すことはできません。しかし、貸金業登録を受けずに営業する闇金業者の場合、貸金業法の範疇外となりますので、それ以上の金利を請求してきます。

闇金業者の金利は、一般的に10日で1~5割といわれています。これは年利に直すと単利で365~1825%、闇金業者は複利(利息にも利息が付く)計算が常識ですので、3142~267504316%と天文学的な数字になります
このような利息が課せられるのでは、いくら給料日にお金が入ってくるにしても、返済するのは容易なことではありません。

返済日が短期で設定されている

闇金の場合、一般的な貸金業者とは異なり、返済期日が7日・10日等、短期に設定されることがほとんどです。そのため、最初の返済期日までに給料日が来ない可能性もあります。利用者が返済日に完済額を用意できない場合、闇金業者は利息だけ支払うことで完済を先延ばしさせるジャンプという方法を勧めてきます。そうなれば、金利だけで借りた金額に近い資金を支払うことになり、返済の負担は増すことになります。

関連記事:闇金の返済周期の選択基準・先引きとジャンプや対策も解説

慢性的な資金不足に陥り闇金利用が日常化する

給料日に完済できた場合でも、返済に回した分その月に使える金額が少なくなるため、また給料日前に資金不足に陥ってしまう可能性があります。そうなった場合、「前回は返済ができたのだから」と、再度闇金に手を出してしまうのではないでしょうか。
闇金から借りては返して、を繰り返していると、闇金利用も日常化して慣れていきます。慣れるうちに借入の金額も増えていき、気が付いた時には返済不可能なほどの債務額になっているということになりかねません。

返済できなくなった場合のリスク

利用者が返済できなくなった場合、闇金は強引に取り立てをしてきます。昼夜を問わず電話をかけてきて「金を返せ!」と怒声を浴びせるだけでは飽き足らず、勤務先や実家まで取り立ては及びます。
勤務先に闇金から連絡が入るようになれば、迷惑がかかるばかりか、あなたへの信用が失われることは避けられないでしょう。

このように、給料日までの繋ぎに闇金を利用するのは、大変リスクの高い行為ですので、絶対に止めましょう

給料日までの繋ぎに利用されやすい闇金の手口

給料日までの繋ぎに闇金を利用する問題点について上述しましたが、最近は闇金からお金を借りることに抵抗がある人でも引っかかりやすい闇金の手口があるため注意が必要です。
以下では、給料日の繋ぎに利用されやすい闇金の手口を紹介します。

給料ファクタリング取引

給料ファクタリング取引は、給料を受け取る権利をファクタリング会社に売却することで、給料日前に現金を受け取ることができるサービスです。企業向けの債権を買い取るファクタリングサービスと同様に、権利の売却になるため借金にならないところがメリットといえるでしょう。

ただ、企業向けのファクタリングと同様に、額面の数パーセントを手数料として支払わなければいけないため、給料の満額を受け取ることができるわけではありません。また、これは企業向けのファクタリングにも言えることですが、ファクタリング会社の中には悪質な闇金業者が混在しており、相場を超えた高額な手数料を請求されることや、違法な取り立てをされるといったトラブルが複数報告されています

給料ファクタリングサービスの違法性

個人向けの給料ファクタリングサービスは、取り締まる法律がなく、長らく違法と合法のグレーゾーンとみられていました。しかし、上述したようなトラブル報告が相次いだこともあり、風評被害を受けた日本ファクタリング協会が、金融庁へ給料ファクタリングの違法性の照合を行ったことで状況は変わりました。

金融庁は「現在法的な制定はされていないが、給料ファクタリングという仕組みは認められず、貸金業に該当すると考えられる」といった回答を出しました。

参考:金融庁における法令解釈に係る照合

要するに、給料ファクタリングの仕組みは手形取引と酷似しているため、本来であれば貸金業登録が必要であるということです。従って、貸金業登録を受けずに営業する給料ファクタリング会社は、闇金業者と同様に違法な存在であるということになります
それでなくとも、給料ファクタリングサービスは高額な手数料や違法な取り立てなどのトラブルも多いため、利用は止めた方が良いでしょう。

クレジットカードのキャッシュバック

インターネットの広告などで、「クレジットカードを現金化!」といった文言を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クレジットカードには一般的に、ショッピング枠とキャッシング枠が存在し、キャッシング枠を限度いっぱいまで利用していた場合でも、ショッピング枠には余裕があるケースもあります。「クレジットカードの現金化」は、このショッピング枠を現金化する、というものです。
方法はいくつかあるようですが、代表的な手口は以下の2つです。

  • 安価な商品を高額で購入させ、何割かをキャッシュバックする
  • ブランド品や家電など換金性の高い商品を購入させ、それを定価の何割かで買い取る

このクレジットカードの現金化については、違法性はないように思いますが、クレジットカード会社の規約違反に当たるためリスクがないわけではありません
また、キャッシュバックで受け取ることができるのは満額ではありませんし、結局はクレジットカードの支払いに追われることになります。お金を受け取った瞬間は良かったとしても、その後、資金不足に陥るリスクも高いため、安易に利用することは避けた方が良いでしょう。

他にも、家具や車のリース業や質屋を装う闇金業者も存在します。

関連記事:家具リース金融とは?闇金の悪質な手口や逮捕事例、利用者の対処法

資金不足で焦っていると冷静さを失い、普段なら引っかからないような商法に引っかかってしまうこともあるため、資金調達を行う際は気を付けるようにしましょう。

闇金に頼らずに安全に資金を調達する方法

給料日までの繋ぎに闇金を利用してはいけないと上述しましたが、では給料日までにまだ間があるのに、資金が不足してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
以下では、闇金に頼らない安全な資金調達法について説明します。

正規の貸金業者から借入れる

複数の貸金業者から借入れがある・収入の1/3以上の借入がある(総量規制オーバー)、金融情報に事故情報が載っている(金融ブラック)等の事情がある方以外は、闇金ではなく正規の貸金業者へ融資を申し込んではいかがでしょうか。
審査条件は会社によって異なりますので、1社に断られたとしても、別の会社の審査は通る可能性もあります

フリマアプリなどを利用する

急遽資金を作りたいという時、身の回りの物をフリマアプリなどで売却するというのも一つの手段です。
使っていないブランド品や電化製品など、自宅に一つや二つあるのではないでしょうか。大した金額にもならないだろうし、面倒くさいと思われるかもしれませんが、思わぬものに予想外の高値が付くこともあるため、一度チャレンジしてみることをおすすめします。

緊急小口資金など公的制度を利用する

本来は、所得が少ない世帯・障がい者、介護や療養が必要な高齢者がいる世帯が安定した生活を送ることができるように貸付を行う制度ですが、2020年12月現在、新型コロナの影響などで収入が激減したなどの事情がある場合、利用することが可能です。無利子・無担保・保証人なしで、最大20万円まで借りることができます。返済猶予は一年となっています。
新型コロナ関連では、様々な給付金や支援金の制度がありますので、収入が減って生活が苦しい方は利用を検討してみてはいかがでしょうか

参考サイト:生活福祉資金貸付制度(厚生労働省)

多重債務の場合は債務整理を検討する

闇金利用を検討している方の中には、複数の貸金業者から借入をしていてその返済に追われている、という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、返済のための資金を闇金で調達する行為は、地獄への入り口でしかありません。多重債務で返済が厳しいという方は、自己破産を含め、債務整理を検討してはいかがでしょうか。

信用情報に事故情報が記載される、5~10年に渡りローンが組めなくなるなど、様々な制約やデメリットもありますが、自己破産を行うことで借金をリセットし、人生をやり直すことが可能となります。自己破産を選択しない場合でも、債務整理をすることで、月々の返済額を減額することが可能になるため、闇金利用を考えるほど追い込まれているという方は、まず債務整理を検討することをおすすめします。

まとめ

今回は、給料日までの繋ぎに闇金を利用する問題点と、給料日までの繋ぎに利用されやすい闇金の手口、闇金に頼らない安全な資金調達方法などについて説明しました。

給料日までの繋ぎに闇金を利用する行為は、大変問題が多くリスクが高いため、利用は絶対に止めましょう。もしすでに利用してしまったという場合は、早めに闇金対応に強い法律の専門家に相談することをおすすめします。

我々ジェネシスは、借金問題に詳しい司法書士と元警察官がタッグを組んで闇金トラブル対応に当たる法律事務所です。相談実績・解決事例を豊富に持ち、あなたの闇金トラブルを全力で解決に導きます。相談料無料、着手金については後払い・分割払いにも対応していますので、闇金トラブルでお困りの方は、一人で悩まずにぜひお気軽にご相談ください。