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闇金の借金返済から逃れる方法とは?取り立ての対策や注意点

取り立て対策

「悪徳業者に引っかかってしまい、高額な利息の支払を要求された」
「闇金の借金返済から逃れる方法やトラブルを防ぐポイントを知っておきたい」

今ではインターネットで気軽にお金を借りられることもあり、闇金からお金を借りてしまう人が一定数います。違法な闇金はかなり高い金利で返済を要求して、厳しく取り立てるのが特徴です。

手を出してしまった闇金から逃れるには、証拠を集めて警察や法律事務所で相談することが重要です。この記事では、闇金の借金返済から逃れる方法について詳しく解説します。

闇金から逃れるのは難しい

最近ではテレビやマンガを通して悪徳業者の実態が知れ渡り、闇金に対してマイナスなイメージを持つ人は多くいるでしょう。過去には、滞納した利用者に対して闇金が暴力に訴えて取り立てたケースもあります。

ヤミ金融対策法が成立してからは被害が少なくなりましたが、精神的に追いつめて返済を催促する闇金は未だに存在します。以下のような事情があるため、闇金から逃れるのは難しいのです。

  1. 電話で何度も返済を催促
  2. 闇金が実家・勤務先に連絡
  3. 近所に借金があることをばらす
  4. 自宅に宅配等の嫌がらせをする

それぞれのポイントについて詳しく見てみましょう。

電話で何度も返済を催促

期日までに利用者が借金を返済しなかった場合、闇金は電話を使って利用者本人に取り立てをします。最初は物腰が柔らかい対応をしますが、滞納が続けば厳しく取り立ててくるのです。

例えば、闇金が1日に100件程度の連絡をしたり、利用者に対して恫喝したりして返済を催促します。「返済しなければ実家にばらす」と脅して、周囲に借金を知られたくない利用者を追いつめることも。

貸金業法では午後9時から翌日の8時までにおける電話での取り立てを禁止していますが、違法な闇金が法律を守ることはありません。しつこく取り立てることで闇金は利益を得ようとします。

闇金が実家・勤務先に連絡

「着信拒否をすれば闇金の取り立てを防げるのでは?」と思った人もいらっしゃるでしょう。確かに闇金の番号を拒否すれば連絡は途絶えますが、闇金が対抗して実家や勤務先に連絡することがよくあります。

例えば、利用者が働く会社に何度も電話をして、回線をパンクさせる悪徳業者はいるものです。FAXがある場合は、「返済しろ」などと書かれた書類を数百枚送ってくる場合もあります。

また、利用者の実家に闇金が電話をかけて、トラブルに巻き込むリスクも大きいです。「自宅に訪問する」と家族を脅して、利用者の代わりに返済を求める闇金もいます。

悪質な闇金は、利用者の実家や勤務先に取り立て、利用者が返済から逃れることを許しません。

近所に借金があることをばらす

摘発が厳しくなった最近では、利用者に直接取り立てる闇金は少ないですが、まれに自宅へ訪問してくる業者はいます。「返済しろ」などと書かれた貼り紙やチラシにより、さらに利用者を追いつめるのが闇金の目的です。

利用者の近所に闇金を利用したことがばれ、本人の世間体が悪化してしまうリスクがあります。「あの人は闇金から金を借りた」と周りに認識されれば、利用者が近所から避けられる可能性が大きいです。

自宅に宅配等の嫌がらせをする

利用者本人や実家、勤務先に取り立てても意味がなければ、闇金が利用者の自宅に嫌がらせして返済を催促する場合もあります。周りに迷惑をかけることで、利用者を精神的に追いつめてくるのです。

例えば、自宅にピザなどの出前を大量に注文したり、お坊さんを呼んだりするケースがあります。闇金の借金から抜け出さなければ、闇金からの嫌がらせや取り立てはいつまでも続くのです。

闇金の借金から逃れるには

犯罪行為によって、闇金は滞納した利用者に取り立てをするため、借金返済から逃れるには工夫が必要です。次の4つのポイントを参考にすることで、闇金の借金から逃れることができます。

  1. お金を返済しない
  2. 闇金に関わる証拠を集める
  3. 警察に相談する
  4. 法律事務所に解決を依頼する

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

お金を返済しない

既に闇金を利用してしまった人は、返済をやめて悪徳業者からの取り立てを無視しましょう。違法な闇金からお金を借りたとしても、返済しなくて良いことが法的に認められています。

2008年6月に「闇金が利用者に年利数百%を超える金利で融資した場合、闇金は返済を請求できない」ことが最高裁で判断されました。また、利用者が返済した元本・利息を損害として請求することも可能です。

闇金の指示に従ってお金を返済してしまうと、闇金からカモにされるリスクもあります。押し貸しや手数料などで返済額を増やし、返済できる利用者を牛耳る闇金は多いです。

自分の損害をこれ以上増やさないためには、まずは闇金に返済するのをやめましょう。

参考:https://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/yamikin/01.pdf

闇金に関わる証拠を集める

法外に高い金利や悪質な取り立てによって、違法な営業を続けるのが闇金です。闇金の借金から逃れるには違法性を証明する必要があり、証拠を集めることで有利な立場になります。

例えば、闇金が作成した融資額や金利が記載された借用書は証拠となり、違法な金利であると証明することが可能です。振込証明書や貸し借りに利用した通帳も証拠になる場合があります。

また、闇金との通話を録音しておくことで、悪質な取り立てをしてきた証拠を残せます。違法な行為があったことを示す証拠を集めたら、闇金に対抗できる組織に相談しましょう。

警察に相談する

借用書や明細などの証拠が揃っている人は、警察に闇金から被害を受けていることを相談するのがオススメです。証拠があることで警察が対応してくれて、闇金から逃れやすくなります。

警察は犯罪に使われた携帯や銀行口座を停止するのが可能であり、仕事道具をなくしたくない闇金は警察を避けるものです。恫喝や脅しの証拠があれば、業者の摘発につながる場合もあります。

ただ、警察は事件性のないトラブルに消極的であり、相談しても闇金の借金返済から抜け出せない場合もあります。警察に相談しても取り立てが続くときは、闇金に強い法律事務所に解決を依頼することがオススメです。

法律事務所に解決を依頼する

証拠がないときや警察が動いてくれないときは、闇金に強い法律事務所に相談しましょう。専門家が利用者の状況をヒアリングして、借金の取り立てを防いでくれるメリットがあります。

弁護士や司法書士は、借金問題への介入や受任通知による闇金への対抗が可能です。受任通知があるのに取り立てが続けば、専門家が警察と連携して悪徳業者と争います。

借金から逃れるために費用が発生しますが、悪徳業者との関係を確実に切れるのは魅力的です。何とかして闇金の借金から逃れたい人は、法律事務所で借金問題を解決することを推奨します。

闇金の借金から逃れるときの注意点

「闇金の取り立てから逃げるときの注意点が気になる」と思う人は多いでしょう。対処方法を間違えると闇金をイラつかせてしまい、トラブルが大きくなるリスクがあります。

あなたが知っておくべき、闇金の借金から逃れるときの注意点は次の3つです。

  1. 自己破産・任意整理は必要ない
  2. 法律事務所で解決するほうが確実
  3. 前もって周りに事情を伝えておくこと

それぞれの注意点について詳しく解説します。

自己破産・任意整理は必要ない

闇金からお金を借りた利用者の中には、自己破産を検討している人もいます。違法な金利で借りた借金は自己破産の対象にならず、破産しても悪徳業者から逃れるのは不可能です。

犯罪をためらわない闇金は、利用者が自己破産をした後も取り立てる場合が多いです。破産者は官報に名前・住所が掲載されるため、逆に目がついてしまう危険性もあります。

任意整理や民事再生などの借金を減らす方法もありますが、そもそも闇金から借りたお金は返す必要がありません。取り立てや嫌がらせで悩んでいるときは、専門家にトラブルの解消を依頼することがオススメです。

法律事務所で解決するほうが確実

警察からの摘発を避けるために、最近の闇金は足がつかないように利用者へ取り立てます。明確な証拠を残す闇金はほとんど存在せず、警察に相談しても対応してくれない可能性が高いです。

ノウハウや経験のある法律事務所のほうが、よりスムーズに闇金を対策できる場合があります。借金問題に専門家を介入させるためにも、闇金とのトラブルは法律事務所で解決しましょう。

前もって周りに事情を伝えておくこと

闇金は利用者の個人情報を把握しているため、借金が解消しても実家や勤務先に連絡される可能性があります。悪徳業者から連絡される前に、前もって周りに事情を伝えておくことがオススメです。

「間違って闇金からお金を借りてしまった」「個人情報が流出して悪徳業者から目をつけられている」と言っておくことで、周りの人たちとの関係を悪化させるリスクを抑えられます。

解決するための費用を用意できないときは

法律事務所で闇金を解決するには料金を支払う必要があり、費用の相場は1社あたり5万円程度です。もしお金を用意することが難しいときは、次の方法を活用してみましょう。

法テラスを活用

法テラスは借金などの法的トラブルを抱えたときに、無料で相談できる日本司法支援センターです。電話や窓口に問い合わせるだけで、無料の法律相談を利用できます。

収入などの条件を満たすことで、弁護士・司法書士等の費用を法テラスに立て替えてもらうことも可能です。興味がある人は法テラスのホームページにアクセスしてみましょう。

参考:https://www.houterasu.or.jp/index.html

後払い・分割払い対応の法律事務所に依頼

ほとんどの法律事務所では、費用の分割払いや後払いに対応しています。相場費用である5万円を数回にわけて支払うことで、お金に余裕がない人でも無理なく法律事務所に相談できるでしょう。

法律事務所に相談して闇金から逃れよう

闇金との借金問題は民事であり、法律に強い専門家に介入してもらうことが解決する近道です。取り立てや嫌がらせで悩んでいるときは、法律事務所に相談して闇金から逃れることを勧めます。