ソフト闇金に優良店はない!ブラックでも安全にお金を借りる方法とは
「優良なソフト闇金からお金を借りたい」
「ブラックでも安全に借金する方法が気になる」
近頃ではソフト闇金が「優良」を自称してインターネットで融資を勧誘しています。ただ、ソフト闇金は金利や利息が違法であり、お金を借りる利用者にとって優良店はありません。
もし、ソフト闇金からお金を借りてしまうと返済や取り立てで苦しめられるリスクが大きいです。
本記事ではソフト闇金に優良店がない理由とブラックでも安全に借金する方法を解説します。
目次
ソフト闇金に優良店がない3つの理由
ほとんどのソフト闇金は審査不要などのサービスで優良であることをアピールしています。
滞納や自己破産などで消費者金融すら利用できなくなり、ソフト闇金に頼ってしまう人は少なくないです。
一方、ソフト闇金は借金の利息がかなり高く、利用者が返済できなくなる事例があります。態度の優しいソフト闇金であっても、借金を返済できなければ容赦なく取り立てるものです。
なぜ、利用者にとって本当に優良なソフト闇金がないのか、金利や手数料など3つの理由を見てみましょう。
金利や利息が違法
国内では利息制限法により借金の上限金利が決められています。
しかし、ソフト闇金は法律を守らずに儲けようとするため、利用者に違法な金利でお金を貸し付けるのが一般的です。
インターネットで融資を勧誘する多くのソフト闇金は10日3割の利息を要求します。例えばソフト闇金から50,000円を借りた場合、10日後に元金と利息を合わせて65,000円を返済することが必要。
もし、元金の返済が難しいときは利息のみを返済して元金返済を次の期日に持ち越す方法もあります。すると40日後には利息が元金を超えてしまい、借金を返済するのはさらに難しくなるのです。
「1週間2割」「14日間4割」などの利息を選べるソフト闇金もいますが、法律に違反した金利であることは変わりません。
不当な利息を請求されることで利用者の返済負担は重くなります。
手数料がかなり高い
ほとんどのソフト闇金は違法な利息のほかに高額な手数料を利用者から徴収します。
ソフト闇金の手数料相場は3,000円であり、利用者は融資額から手数料を引いた金額を受け取れる仕組みです。
実際には融資時に利息と手数料が天引きされることが多く、希望融資額よりも借りられる金額が少なくなるもの。もし100,000円を10日3割で借りた場合、67,000円程度しか銀行口座には入金されません。
利用者が希望した金額分のお金を借りられないのも、ソフト闇金に優良店がない理由の1つです。
滞納者は厳しく取り立てられる
ソフト闇金の利用者はお金に余裕がない傾向であり、高い利息で返済できなくなる可能性は十分あります。
もし、期日までに借金を返済できなければ厳しく取り立てられるため注意しましょう。
例えば利用者本人の携帯に電話して、暴言や恫喝で返済を催促する闇金業者はよくいます。着信拒否などで連絡を無視すれば実家や勤務先に取り立てて、周囲に迷惑をかけることも多いです。
いつまでも借金を返済しなければ、滞納者の自宅にデリバリーなどを注文して嫌がらせする場合もあること。周囲に迷惑がかかることで世間体が悪くなり、滞納者は精神的に苦しめられます。
ソフト闇金は貸すときに穏やかな態度をとり、借金を返済させるときに態度を豹変するものです。銀行や消費者金融とは異なり、闇金業者が丁寧な態度を守り続けることはありません。
ソフト闇金を利用した人の体験談
「実際にソフト闇金を利用した人の体験談を聞きたい」と思った人はいるでしょう。インターネット上にある質問サイトでは、ソフト闇金を利用した人の悩みが多数掲載されています。
これからソフト闇金を利用しようか検討している人が見ておくべき被害者の体験談は以下の3つです。
- 利息を支払い続けて完済できない
- 銀行口座が凍結される
- 弁護士が交渉決裂
それぞれの体験談について詳しく見てみましょう。
利息を支払い続けて完済できない
2019年11月頃にソフト闇金からお金を借りてしまった人の体験談です。
質問者は両親や親戚との関係を断ち切ってしまい、頼れる人がいないため50,000円の融資を闇金業者に申込みました。
しかし、闇金業者は3割の利息と4,000円の手数料を天引きしたため、振り込まれたのは31,000円。そして「1週間後に50,000円を完済するか、利息の15,000円を返済しろ」と業者から指示されました。
1週間で50,000円の資金を用意するのは難しく、質問者は4回も利息のみ返済。借金を返し続けているのに完済しない状況に違和感をもち、質問サイトで闇金について質問しました。
「警察や弁護士に相談すれば諦める」という回答があるため、信頼できる機関に相談して闇金問題を解決したことが推測できます。利息だけを返済し続けても借金は無くならないため注意しましょう。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14217919459?__ysp=44K944OV44OI6ZeH6YeR
銀行口座が凍結される
2018年5月頃に自分が持っている銀行口座が凍結されてしまった人の体験談です。
質問者はソフト闇金から融資を受けるための専用口座としてAという銀行を利用していました。
するとAから口座凍結および解約の通知が届き、さらに他の銀行からも取引停止の書面が届いたのです。質問者はソフト闇金と関わりがあることで凍結口座名義人リストに記載されてしまいました。
京都府警察に事情を説明して、口座凍結名義人リストからの削除手続きを開始。質問者は他の銀行口座も利用停止にならないか不安に思い、同じ経験をした人からのアドバイスを質問サイトで求めました。
この質問では「闇金からの送金資金が別の利用者が返済したお金の可能性が高い」「名義人削除には1か月かかる」という回答がベストアンサーです。
ソフト闇金からの借金で普段から利用している銀行口座が使えなくなるリスクがあります。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12190786482?__ysp=44K944OV44OI6ZeH6YeR
弁護士が交渉決裂
2016年5月頃にソフト闇金と交渉決裂してしまった人の体験談です。
質問者はソフト闇金からお金を借りた後に返済できず、和解交渉してもらうために弁護士へ依頼しました。
ただ、お金をあまり返済していない事情もあり、ソフト闇金との交渉はうまくいきませんでした。弁護士が交渉した当日にソフト闇金から何度も電話がかかったほか、勤務先にも取り立てられたのです。
そして交渉から2日後には「〇〇万円で和解しませんか」「返済しない場合は容赦しませんよ」というメールをソフト闇金から受信。嫌がらせが心配になり質問者は相談しました。
「全く返済してなければ取り立ては終わらない」という回答が多く、質問者は未だに闇金からの取り立て被害を受けていることが推測できます。
ソフト闇金から借りたお金をまったく返済しないと、弁護士が交渉しても嫌がらせが止まらない可能性が高いもの。安全にお金を借りるにはソフト闇金を利用しないことが重要です。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12159539282?__ysp=44K944OV44OI6ZeH6YeR
ソフト闇金を利用せずにお金を借りる方法
「ブラックだからソフト闇金以外ではお金を借りられない」と悩んでいる人はいるかもしれません。
過去に延滞や滞納があっても、ソフト闇金を利用せずにお金を借りることは可能です。
もしお金が必要になったら、以下にある3つの方法を活用して資金を調達しましょう。
- 街金に融資を申し込む
- 質屋からお金を借りる
- 生活福祉資金貸付制度を利用する
それぞれの方法について簡単に解説します。
街金に融資を申し込む
銀行や大手消費者金融よりも規模が小さく、特定の地域で営業する消費者金融が街金です。
多くの街金は大手よりも審査が優しい傾向があり、ブラックであっても借金できる場合があります。
合法な街金は利用者に違法な利息を請求しないため、返済負担が重くなる可能性は小さいです。たとえ借金を返済できなかったとしても、闇金のように取り立てられることは基本的にありません。
インターネットで「街金」と検索することで近くの店舗やブラックでも可能なお店を調べられます。
ただ、闇金や銀行とは異なり即日融資に対応していない街金が多いため注意しましょう。
質屋からお金を借りる
「ブラックだけどすぐにお金を借りたい」と思ったときに便利なのが質屋です。
腕時計やスマホなど高価な質草を持っていくことで、スムーズに数万円の資金を借りられます。
期日までに利息と元金を返済することで、質屋に預けた物を取り戻すことも可能です。「なるべく早く資金不足を解消したい」というシーンでは質屋の利用をオススメします。
生活福祉資金貸付制度を利用する
住民税非課税世帯や70歳以上の高齢者世帯であれば、社会福祉協議会が提供する生活福祉資金貸付制度を利用できます。
消費者金融よりもかなり安い利息で必要な資金を借りられるのがメリットです。
生活福祉資金を借りるには、お近くにある社会福祉協議会で担当者と相談しましょう。協議会に必要な書類を提出することで審査され、許可されることで必要資金を借りられます。
ソフト闇金を利用したときの対処法
既にソフト闇金を利用してしまい、取り立ての被害を受けている人はいるかもしれません。
もし違法なソフト闇金を利用したときは、以下にある3つの方法で対処しましょう。
お金を返済しない
闇金業者は違法な金利でお金を貸し付けているため、法律上では利用者が返済する必要はありません。
自分が損しないために元金や利息を返済するのはやめましょう。
業者からの連絡を拒否する
ほとんどのソフト闇金は電話で借金を取り立てるため、着信拒否により催促を防げます。
登録外番号着信拒否などの機能を利用して、闇金業者からの連絡をすべて拒否することがオススメです。
闇金対策を得意とする法律事務所に相談
着信拒否しても嫌がらせが止まらないときは、闇金対策を得意とする法律事務所に相談しましょう。
法律の専門家が闇金業者と交渉することでトラブルの早期解決につながります。
まとめ
ソフト闇金は消費者金融で借金できない人をターゲットにして、違法な金利でお金を貸し付ける悪徳業者です。
高額な利息を返済できなければ厳しく取り立てられるため、利用者にとって優良なソフト闇金はありません。
悪質な業者から被害を受けているときは早めに法律事務所で相談しましょう。