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闇金と反社会的勢力の関係とトラブル回避方法について説明

相談・解決

闇金は反社会的勢力、いわゆるヤクザが営んでいる、返済できなくなればヤクザが取り立てにくる、というイメージを抱いている方が多いのではないかと思います。しかし、本当に闇金には反社会的勢力が関わっているのでしょうか?

本記事では、闇金と反社会的勢力の関係について説明すると同時に、反社会的勢力が関わる闇金を利用した事例を紹介します。反社会的勢力とのトラブルを回避する方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

闇金と反社会的勢力の関係

闇金=反社会的勢力と考えている方も多いと思います。闇金の返済が滞った方の元に、ヤクザのような風体の人物が取り立てにやってきたといった話も聞かれます。

しかし、その取り立てに来た人物というのは、本当にヤクザなのでしょうか?
以下では、実際の闇金と反社会的勢力の関係について説明します。

闇金と反社会的勢力の関係は深い

法外な利率で貸付、暴力的な取り立てを行う高利貸し(闇金)は、国内外を問わず、その国の反社会的勢力と関係があるケースがほとんどです。
日本でも、現在の闇金融業のシステム(7・10日等短い返済周期、あらかじめ金利を引いた貸付、周囲への取り立て等)を確立させたのはヤクザだといわれています。

実際、平成に入ってからも、複数の逮捕者を出す闇金事件で経営者として逮捕されたのは、大手暴力団の構成員でした。
では、なぜ反社会的勢力は、闇金融を経営するのでしょうか?

闇金の資金源は反社会的勢力から

通常、金融業を営む場合、ある程度まとまった資金が必要となるため出資者を募ります。そして、その出資者からの資金を顧客に利子を付けて貸付け、利息を得ることで出資者へ利子を付け返還します。
同じ事が闇金融業でも行われています。

反社会的勢力は、闇金融に出資し、闇金は利用者に高利で貸付、得た利益を反社会的勢力に収めているということです。反社会的勢力である、暴力団は所属団体に上納金を収める必要があります。上納金のための資金集めの一環として、闇金融業の運営に携わることや、出資をしていると考えられます。

取り立てや貸付等の実務に携わっている人間は、反社会的勢力の正式な構成員ではないかもしれません。しかし、闇金の背後には反社会的勢力が存在します。闇金を利用することは、イコール反社会勢力に資金提供をしていることになってしまうのです。

このように、ほとんどの闇金業者は、反社会勢力と密接に関係していると考えて間違いないでしょう。とはいえ、全ての闇金業者が反社会的勢力に関係しているわけではないようです。

反社会的勢力と関係を持たない闇金

最近の「ソフト闇金」と称しているような闇金業者は、反社会的勢力とかかわりを持っていないケースもあるといわれています。

最近では、ネットやSNSを活用することで、他人名義の携帯電話と口座とある程度の資金さえあれば理論上は、誰でも闇金を営むことが可能です。しかも、利用者と一切直接顔を合わせずに済むため、大学生やサラリーマンが副業で営んでいたというような事例も報告されています

では、反社会的勢力と関りがない闇金業者は、利用しても安全なのでしょうか?

安全な闇金業者は存在しない

結論から申し上げると、安全な闇金業者など存在しないでしょう。

闇金業者は、貸金業登録をしていない違法業者のことをいいます。反社会的組織に属していないからといって、違法行為に手を染めている人物が、安全とは思えません。
最近は、半グレと呼ばれるヤクザではないけれど、堅気とも言い切れない存在や、外国人で犯罪行為を行うことに抵抗がない人間も存在します。そういった人間の方が、縦の統率がない分、何をするかわからない部分があり、恐ろしいという見方もあります。

それに、その闇金業者が反社会的勢力と関りがある否かについて、利用者に知る術はないでしょう。「反社会的勢力とは無関係です」と、闇金の公式サイトに明記してあったとして、それが本当のことかどうかは分かりません。
反社会的勢力と関わりたくないと考える方は、闇金を利用しないのが一番です。

反社会的勢力が関わる闇金を利用した事例

前章では闇金と反社会的勢力の関係について説明しましたが、「本当に反社会的勢力が関わっている闇金などあるのか?」と、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
大手Q&Aサイトには、反社会的勢力が関わる闇金を利用した事例が複数掲載されています。以下ではその中から数例をご紹介します。

明日ヤクザの事務所に来いと言われている

2016年頃、ヤクザがバックにいる闇金を利用した方の体験談です。

投稿者は、現在闇金に3000万円以上の借金があるそうで、明日ヤクザの組事務所に来いと命令されているとのことです。闇金のバックにヤクザが付いていることを知らなかったという投稿者は、かなり怯えており、逃亡を考えているようで、「夜逃げのような形で家を離れ、どこか遠くで暮らしていたら追跡のしようがありませんよね?」という質問を、掲示板上で投げかけていました。

回答者からは、以下のような意見が寄せられていました。

  • 闇金が3000万も出資するのはおかしい
  • 本当なら、警察に行くべき
  • 法律の専門家に相談し、債務整理をするべき

回答者からの意見にもある通り、闇金業者が行うのは数万~十万程度の貸付けがほとんどで、数千万もの大金を貸し付けることはまずありません。もしかすると、数万程度の元本が、利息や延滞金によって膨れ上がっているのかもしれませんが、いずれにしてもヤクザの事務所への呼び出しが本当なら、恐ろしい話です。

参考記事:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12159216557?__ysp=6ZeH6YeR44CA44Ok44Kv44K2

ヤクザからお金を借りている

2015年頃、知人が闇金(ヤクザ)から金を借りて困っているという方の投稿です。

投稿者の知人は、闇金(ヤクザ)から、お金を借りてしまったそうです。ヤクザといっても、昔からの知り合いである先輩のような関係の相手だそうですが、最近は取り立てが厳しく、脅迫や暴力行為もあるそうです。
投稿者は警察に行くように説得しているのですが、後でそのヤクザの先輩や彼の手下からの報復を恐れ、知人はしり込みをしているそうです。
そこで、「警察に行ったら相手は確実に逮捕されますか?」「警察に相談した後、路上でばったり会うことや待ち伏せをされたら、どうしたら良いですか?」等、対処の仕方が知りたいといった内容でした。

この投稿に対しては、「警察が何とかしてくれるなら、闇金などないよ!」と突き放したようなコメントが一つしか付いていませんでした。

このケースの場合、闇金や反社会勢力である以前に地元の先輩後輩という間柄であることが、話を難しくしているように思えます。警察や法律の専門家に相談するだけでは、解決に至ることは難しいかもしれません。しかし、脅迫や暴力といった具体的な犯罪行為があるので、警察に相談するべきでしょう。

参考記事:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14151616979?__ysp=6ZeH6YeR44CA44Ok44Kv44K2

反社会的勢力とのトラブル回避方法

闇金と反社会的勢力との関係について前述しましたが、では反社会的勢力とトラブルにならないためにはどうすれば良いのでしょうか。万一、トラブルになってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
以下では、反社会的勢力とのトラブル回避方法について説明します。

闇金を利用しない

まず、闇金業者を利用しないようにしましょう
普通に生活していれば、反社会的勢力の人間と関わることはまずありません。また、お金を借りるなどの弱みを握られるような利害関係がなければ、例えば、お店のお客さんや近所の住人程度の関わりであれば、反社会的勢力の人間だとしても、特に問題はないでしょう。

警察に相談する

闇金を利用することで、反社会的勢力の人間とトラブルに発展し、直接、暴力や脅迫を受けているケースでは、警察に相談することをおすすめします。相手が指定暴力団の構成員だった場合、闇金トラブルの相談を受け付けている生活安全課の他、暴力追放推進センター等へ相談をすることも可能です。

参考サイト:暴力追放推進センター

相談に行く際は、医師の診断書や脅迫内容の録音・書面、借入返済の記録など、なるべく具体的な証拠を集めて持っていくようにしましょう。

ただし、闇金問題は基本的には民事扱いとなるため、刑事事件性が認められなかった場合や、相手が指定暴力団の構成員でなかった場合などは、警察は積極的に動いてくれないかもしれません。

法律の専門家に相談する

闇金トラブルを解決したいと考える場合は、法律の専門家に相談することをおすすめします。

背後に反社会的勢力が存在している闇金業者は、自らの行いが違法であることを認識しているため、法律の専門家の介入を嫌います。深く探られることを避けるため、法律の専門家の介入を知った時点で手を引く業者も多いといわれています。
ただし、相手は反社会的勢力です。法律の専門家とはいえ、積極的に関わりたい相手ではないため、断られてしまうケースも多いといいます。また、慣れない法律家が下手に関われば、トラブルを解決するどころか、逆上されて嫌がらせが激しさを増してしまうというケースもあるようです。
そのため、反社会的勢力が背後にいると思われる闇金トラブルの相談先には、ヤクザと渡り合うことにも躊躇を持たない、闇金対応の経験豊富な専門家を選ぶ必要があります

我々ジェネシスは、闇金業者への対応経験豊富な司法書士と元警察官が力を合わせて闇金トラブルを解決する司法書士事務所です。相談は無料で、着手金については後払い・分割払いにも対応しています。24時間・年中無休で受付しておりますので、反社会的勢力が背後にいる闇金とトラブルになってしまったという方は、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。

口座や携帯の番号を変更する

反社会的勢力に個人情報を渡してしまった場合、その情報は半永久的に組織内に残ってしまうため、可能な限り変更するようにしましょう

今回の件が解決したからと放置していると、何年か後に闇金の勧誘が来ることや、オレオレ詐欺など、他の犯罪の被害に遭う可能性があります。また、口座番号についても、押し貸しなどの犯罪被害に遭う危険性があるため、番号を変更するか解約することをおすすめします。

まとめ

今回は、闇金と反社会的勢力の関係について、反社会的勢力が関わる闇金を利用した事例、反社会的勢力とのトラブルを回避する方法などを説明しました。

闇金イコール反社会的勢力とは言い切れませんが、闇金が反社会的勢力と裏で繋がっている可能性は非常に高いです。反社会的勢力と関係を持たないためにも、安易に闇金業者からお金を借りることは止めましょう。うっかり利用してトラブルになってしまったという方は、早急に法律の専門家に相談することをおすすめします。