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闇金の借金がパンク!返済できなくなった際の対処法とは

返済停止

「闇金の借金がパンクしそうだ」
「闇金に返済できずに取り立てられている」

闇金は異常な高利であるため、返済不能(パンク)状態に追い込まれる債務者は少なくありません。返済不能になった債務者に対する闇金業者の非道ぶりは、ドラマや漫画などで良く語られるものです。闇金業者への借金がパンクしてしまった時、債務者はどのように対処すれば良いのでしょうか。

本記事では、闇金用語のパンクの意味となぜ闇金を利用するとパンクしてしまうのかについて説明すると同時に、闇金に返済できなくなった時の対処法も詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

闇金用語のパンクの意味

闇金用語にパンクという言葉があります。普通に使っている方もいれば、聞いたこともないという方もいらっしゃるでしょう。

闇金でいうパンクの意味は、債務者のお金が尽き、返済不能な状態に陥ることをいいます。これは、おそらく車や自転車のタイヤがパンクして走行不能になるイメージから来ていると思われます。

闇金に借金をしている方で、このパンク状態になるケースは少なくありません。では、なぜ闇金利用者はパンクしてしまうのでしょうか。

闇金を利用するとパンクする理由

闇金利用者がパンクするおもな理由として、以下の3つが挙げられます。

闇金は恐ろしく高利

闇金は正規の貸金業者に比べ、恐ろしく高利です。
一般的な闇金の金利は、10日で1~5割程度です。このように表記すると分かりにくいですが、年利に換算すると10日で1割の場合で365%、10日で5割の場合は1825%にもなります。しかも、闇金の場合、利子に利子が付く複利という計算法で利息を算出するため、実際の金利は3000%以上になるといわれています。

そのような高い金利では、常識的に考えて返済していくのは難しいことが想像に難くありません。

返済周期が短い

上述したように、闇金の返済周期は10日であることが多いです。他にも7日というパターンも見られますが、通常のクレジットカードや貸金業者のように月1回の返済というケースは少ないです。

日雇いや水商売などの一部を除き、会社員やアルバイトなどの場合、月に一度、月給という形で賃金を得ている方が多数派だと思います。
つまり、給料日は月に1度なのに、10日に一度返済日が来るということになります。給料日直後にはお金があって返済できたとしても、給料日寸前に返済日が来た場合、返済するお金が無いという事態になることは、容易に想像がつきます。

闇金利用者は元々返済能力に問題がある

さらに、闇金を利用する利用者特有の問題もあります。
闇金利用者の多くは、以下のような正規の貸金業者から借入れができない事情がある方です。

  • 収入が少ない・もしくは不安定である
  • 収入の3分の1以上の借入があるなど、総量規制をオーバーしている
  • 過去数年間に自己破産などの債務整理を行った、ローンを延滞したことがあるなど、信用情報に事故情報が記載されている

誤って闇金を利用してしまう方も存在しますが少数派であり、ほとんどの方は上述したような事情から、正規の貸金業者の融資審査を通らないため、仕方なく闇金を利用していると考えられます。

闇金が高金利を設定している理由の一つに、元々貸し倒れリスクが高い借り手に貸しているということがあります。つまり、闇金にとって、利用者がパンクするのは以外でもなんでもなく、想定内のことなのです。

パンクした債務者に対する闇金の対応

闇金業者は債務者がいずれパンクすることを、最初から想定していると前述しました。では、闇金はパンクした利用者にどのように対応するのでしょうか。

強引に取り立て返済させようとする

返済が滞った債務者に対し、闇金は容赦なく取り立てを行います。昼夜を問わず電話をかけては「何がなんでも金を返せ!」等と怒声を浴びせ、債務者を精神的に追い詰めます。電話に出なければ、FAXや近所への張り紙など、手段を択ばずに脅迫し、強引に取り立てようとします。ピザのデリバリーやタクシーや救急車の配車など、嫌がらせをされることもあります。
闇金の滞納者に対する嫌がらせについては以下の記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。

参考記事:闇金の嫌がらせとは?滞納者が受ける被害例や期間、対処方法

債務者の実家や会社に取り立てる

強引に取り立てても支払わない場合は、債務者の実家や会社に連絡をしてくることがあります。闇金が契約時に審査や緊急連絡先などの理由で、利用者の会社や家族の連絡先を聞き出すのは、利用者が返済できなくなった時に連絡を入れるためです。

特に実家に対しては、「子どもの借金は親が払え!」などと代わりに払うよう強要するケースが少なくありません。
闇金の実家への取立てについては、以下の記事で事例を紹介していますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

参考記事:闇金業者による実家への取り立ての流れ・被害者事例やトラブル対処法

強制労働や犯罪行為を強いられるケースも

闇金に返済できなかった場合、よく「タコ部屋に送られる」などと言われますが、そこまでひどくなくとも似たようなことは行われているようです。闇金に返済できず、工事現場や原発作業員などの職を斡旋されるケースは実際にあるようです。こうして送り込まれた現場では、長時間過酷な肉体労働をさせられる上、ほとんど賃金は支払われず、逃げることは叶いません。

強制労働以外でも、「借金をチャラにするから」と、銀行口座や携帯電話を契約することを求められることや、特殊詐欺の受け子役をするように言われるなど、犯罪行為を強要されるケースもあります
闇金の過酷な取り立てに疲れた方の中には、「これで済むのなら」と応じてしまう方もいるようですが、どのような事情があっても犯罪は犯罪です。警察に捕まった場合は、罰金や懲役刑を課される可能性もあります。一生を棒に振ることになりかねませんので、絶対に止めましょう。

闇金に返済できなくなった時の対処法

闇金の借金がパンク(返済不能)しやすいことや、パンクした債務者に対する闇金の対応等について説明しました。滞納者に対する闇金の取立ては過酷で、精神的に参ってしまう方も多いです。闇金に返済できなくなった場合は、早めに以下の方法で対処することをおすすめします。

無理に返済しようとしない

闇金へ返済できなくなってしまった場合、無理にでも返済しようと考える方も少なくないと思います。しかし、無理な返済は破綻して、さらなる状況の悪化を招きかねません。それに、無理をして完済できたとしても、闇金の場合、それでおしまいにならない可能性もあります。

完済できた場合、闇金にとってあなたは優良顧客、すなわち「いいカモ」です。優良顧客を逃したくないと考えるのは当然です。そのため、完済してもさらに追い貸しや押し貸しに遭うリスクがあります。また、闇金はきちんと完済させることより、長く返済を続けさせることを狙っている節があります。何かと理由を付けて完済させてもらえないというケースも珍しくありません。

こうしたことからも、闇金と関係を断ちたいと考えている場合は、返済を続けることはおすすめできません。
そもそも闇金への借金は、民法第708条の不法原因給付に該当するため、法的には元本すら返済義務はないのです。返済義務のない借金の返済に苦しむのは、不当というものでしょう。

法律の専門家に相談する

闇金へ返済できなくなった時は、法律の専門家に相談することをおすすめします。
闇金へは「法的に返済義務がない」と前述しましたが、法的に返済義務がないからと言って、債務者本人が「返済義務がないから返済しません」と闇金業者にいったところで、鼻で笑われて相手にされないか、逆上されるだけでしょう。
しかし、しっかりとした法律の知識と実行力を持った専門家が介入してくれば話は別です。

闇金業者は自らの違法性を承知しています。法律の専門家が出てくれば勝ち目がないことを知っているため、法律の専門家が介入した時点で手を引く業者も珍しくありません
ただし、闇金対応は法律家の中でも専門性が高く難しいといわれているため、不慣れな法律家に相談すると、逆に闇金業者側の条件を飲むようにいわれることや、かえってこじれてしまうケースもあります。そうした事態を避けるためにも、闇金トラブルは、闇金対応の実績豊富な専門家を選ぶようにしましょう。

我々ジェネシスは、借金問題に詳しい司法書士と元警察官がタッグを組んで、あなたの闇金トラブルを解決に導く司法書士事務所です。相談料無料・着手金については後払い・分割払いにも対応しております。秘密厳守でスピーディーに対応いたしますので、闇金への借金がパンクしてしまいお困りの方は、一人で悩まずにぜひジェネシスにご相談ください。

身の危険を感じた時は警察に

闇金トラブルは、上で紹介した法律の専門家ではなく、警察に相談することも可能です。警察に闇金被害を訴えても「借りた方が悪い」と相手にされないというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、平成15年のヤミ金融対策法の改正後、警察の対応も変化しています

しかし、そうはいっても基本的に警察は民事事件を扱わないため、単に取り立てを受けているだけの場合は、「返済しなくて良い」「連絡するなと言え」といったアドバイスを口頭でされるだけで、警察に相談したことで闇金トラブルが即座に解決することはあまり期待できません。闇金トラブルを早期に解決したい場合は、法律の専門家に相談した方が確実です。

ただし、闇金業者に脅迫されて身の危険を感じている、闇金業者が自宅まで来て物を壊す、暴力を振るう等の被害がある場合は、警察に相談して身の安全を確保することをおすすめします。

まとめ

今回は、闇金用語のパンクの意味、なぜ闇金を利用するとパンクするのか、パンクした債務者に対する闇金の対応、闇金に返済できなくなった時の対処法などについて説明しました。

闇金は高利な上、利用者の多くは元々返済能力が乏しい方のため、闇金でいうパンクしやすいです。闇金業者は利用者がパンクしたからといって、取り立てを諦めるわけではなく、少しでも多く搾り取ろうと無理をします。

うっかり闇金を利用してしまい返済できなくなってしまった場合は、できるだけ早期に法律の専門家に相談することをおすすめします。