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闇金の取立ては危険?利用者への悪質な催促や対策

取り立て対策

「生活のためにお金を借りたくて、闇金から融資を受けようか悩んでいる」
「借金を滞納したときに闇金が何をしてくるのか知りたい」

闇金を利用する多くの人は、借金を返済できずに取立てや嫌がらせの被害を受けるケースに陥りがちです。

従来に比べて直接取り立てることは少なくなりましたが、違法に返済を催促するところは変わりません。

闇金から既にお金を借りている人は、悪質な業者の取立てについての対策が重要です。この記事では、闇金が取り立てる手口や対策について解説します。

闇金は悪意をもって取り立てる

テレビやネットで闇金の存在が知れ渡る以前は、滞納した利用者に対して闇金が直接取り立てることがよくありました。暴力や恫喝などの被害により、自殺した人も少なからずいます。

そして闇金の手口や被害が認知されると、警察が闇金を積極的に摘発する方針に変わったのです。2003年にはヤミ金融対策法が成立して、闇金の被害にあう人は少なくなりました。

警察による摘発が厳しくなったことで、現在は利用者に直接取り立てる闇金はほぼいません。

しかし実態を隠して営業を続ける闇金は残っていて、滞納すると間接的に返済を催促してくるのです。

実際に闇金からお金を借りた後に返済しないでいると、次のような取立てにあう可能性があります。

  1. 滞納者に電話で何回も催促
  2. 家族に連絡して借金問題に巻き込む
  3. 滞納者の会社に取り立てる
  4. 張り紙などで近所に滞納を知らせる
  5. デリバリーなどで滞納者を追い込む

それぞれの手口について見てみましょう。

滞納者に電話で何回も催促

お金が期日までに返済されなければ、まず闇金は利用者本人に対して電話で返済を催促します。最初は丁寧な対応をしますが、滞納し続けることで闇金の態度はきつくなってきます。

「返済できないなら刺す」「警察に相談して逃げられると思うな」など言葉で脅すのが闇金の手法です。滞納した利用者を精神的に追い込むことで、闇金はお金を搾取しようとします。

また、闇金は法律を守らずに取り立てるため、深夜や早朝に電話をかけてくるパターンも多いです。返済するお金を持っていなければ、他の闇金から借りることを強要させる場合もあります。

闇金の電話番号を着信拒否したとしても、利用者への取立てが止まる可能性は小さいです。本人に対して催促しても効果がなければ、闇金は周囲の人間に対して取立てを始めます。

家族に連絡して借金問題に巻き込む

利用者が借金返済から逃げないよう、闇金は融資する前に利用者の実家や親戚の連絡先を入手します。

緊急連絡先として実家の番号を知っておくことで、闇金は利用者本人が返済から逃げることへの対策を取ります。

親戚や親を借金問題に巻き込むことで、利用者本人に対してプレッシャーをかけるのが闇金の目的です。

また、借金の肩代わりを実家に要求して、高額な利息を返済させる業者も多くいます。

もし闇金が子どもの通う学校を知っていれば、学校に電話して問題を大きくするのも一つのパターンです。「返済しなければ子どもを誘拐する」などの脅しにより、利用者をさらに追い込みます。

闇金の利用者は「自分の借金問題に周囲を巻き込みたくない」と考えていることが多く、その心理をついて闇金は取り立てるのです。

お金を巻き上げるために闇金は催促する手を緩めません。

滞納者の会社に取り立てる

本人や実家に取り立てても意味がなければ、闇金は利用者が勤める会社にも電話で取り立てます。会社の問い合わせ番号に連続で電話をかけて、業務を妨害するほど返済を催促するのです。

また、FAXがある場合は「金返せ!」などの書類を数百枚送りつけ、周りの従業員に迷惑をかけるケースもあります。

闇金から借金していることが分かると、利用者に対する周囲の信頼性は下がっていくものです。

さらに仕事に支障をきたせば、利用者本人の評価が下がったり、人間関係が悪化したりするリスクがあります。

闇金による取立てが続けば、会社から退職を迫られる可能性も小さくありません。

張り紙などで近所に滞納を知らせる

闇金が、滞納した利用者の自宅に張り紙などをはって、闇金を利用していることを近所に知らせるケースもあります。

「周囲に借金を知られたくない」という利用者の心理を読み、闇金は利用者の周りに滞納を周知させるのです。

近隣に借金の滞納が知れ渡ることで、世間体が悪くなった利用者は暮らしにくくなります。実際に周りからの評判が悪くなり、遠くの地域に引っ越した人も一定数いるものです。

最近では利用者本人に直接取り立てる闇金はあまりいませんが、自宅に訪れる可能性はあります。

返済の催促を無視していると、闇金と直面するリスクがあることを知っておきましょう。

デリバリーなどで嫌がらせ

滞納した利用者を精神的に追い詰めるため、闇金はデリバリーなどを活用して嫌がらせする場合もあります。

利用者の自宅にピザなどを注文して、滞納者や周りに迷惑をかけてくるのです。食品のデリバリーは断れば問題ありませんが、何度も続くと自宅に注文できなくなる場合があります。

周囲のお店から信頼されなくなれば、闇金によって生活が不便になってしまうのです。

また、救急車や葬式屋などを闇金が呼んで、近隣に利用者への不信感を持たせるパターンもあります。

嫌がらせが続くことでストレスになり、借金を返済せざるを得ない状況を作るのです。

闇金の取立てをやめさせるには

電話や嫌がらせによる取立ては非常に悪質であり、なるべく早く返済の催促をやめさせることが重要です。闇金から借金をしている人は次のような方法によって取立てを防げます。

  1. 警察に被害届を出す
  2. 法テラスで相談する
  3. 闇金に強い法律事務所に依頼する

それぞれの方法について詳しく見てみましょう。

警察に被害届を出す

取立ての音声記録や取引情報等の証拠がある人は、警察に闇金についての相談をすることがオススメです。

証拠を添付した被害届を提出することで、警察が闇金を調査・警告・摘発してくれる場合があります。

相談するときは交番ではなく、最寄りの警察署にある生活安全課で相談しましょう。ヤミ金融対策法がある今では、警告の電話や不正利用停止などといった対策を警察がしてくれます。

法テラスで相談する

まだ取立てや催促がなくて証拠がない人は法テラスへの相談をオススメします。電話やメールで無料の相談ができて、借金問題を少ない費用で解決できるのがメリットです。

収入など既定の条件を満たせば、無料の法律相談や司法書士への依頼にかかる費用などの立替制度を活用することが可能です。

「専門家に依頼したいけど費用が不安」と思う人に法テラスを勧めます。

参考:https://www.houterasu.or.jp/

闇金に強い法律事務所に依頼する

「なるべく早く闇金に催促をやめさせたい」と思う人は多くいるでしょう。スムーズに闇金の借金問題を解決したいときは、闇金に強い法律事務所に依頼することがオススメです。

法律知識や経験がある司法書士に任せることで、よりしっかりと闇金に対抗できます。

分割払いを活用できる事務所も多くあり、手持ちのお金があまりない人でも利用することが可能です。

闇金に手を出した人が知っておくべきポイント

「既にお金を借りているから、闇金に対抗するコツを知っておきたい」と思う人はいるかもしれません。

悪質な業者から被害を受けないためには、次のようなポイントを知っておくことが重要です。

  1. 闇金の借金は返済する必要がない
  2. 自分ひとりで対処するのは難しい
  3. 自己破産や個人再生は闇金に対しては意味がない
  4. 法律事務所で相談するのが確実

それぞれのポイントについて簡単に解説します。

闇金の借金は返済する必要がない

闇金は不当な金利を設定したり未許可で営業したりしているため、法律に反して人々に融資しています。

この場合は民法の不法原因給付にあたり、借金を返済しなくても問題ありません。

実際に2008年6月には最高裁により、闇金が非常に高い金利で貸し付けた場合は、支払った元本・利息を損害として請求できる判断がされています。

法律を守らずにお金を渡せば、法律によってお金を取り返すことは不可能になるのです。たとえ闇金から返済を催促されていても、元金や利息の送金をするのはやめましょう。

自分ひとりで対処するのは難しい

法律上では闇金にお金を返済する必要はありませんが、実際に返済しないでいるとトラブルが大きくなるリスクがあります。

自分ひとりで対処するのではなく司法書士に相談しましょう。

自己破産や個人再生は闇金に対しては意味がない

自分が抱えている借金を減らすには、自己破産や個人再生といった対応策があります。例えば自己破産をすれば借金がすべてなくなり、毎月の返済から逃れることが可能です。

ところが自己破産や個人再生では正規の金融機関からの借金を対象としています。闇金から借りたお金は返済しなくてよいため、自己破産などによって減らすことはできません。

また、闇金は法律を守らずに取り立てるため、借金を整理した後も返済を催促してくる場合があります。

闇金ではなく、銀行や消費者金融からの借金で苦しいときに自己破産や個人再生などを検討しましょう。

法律事務所で相談するのが確実

闇金は利用者からの利息収入により給料を得ているため、滞納した人には徹底的に返済を催促します。

中には利用者が警察に相談した後に、激昂してトラブルを大きくする悪質な業者もいるのです。

確実に闇金との関係を断ち切りたい人は、法律事務所でプロの専門家に相談しましょう。闇金と対抗した経験のある司法書士に任せることで被害を最小限に抑えられます。

利用者の実家や会社に専門家が連絡して、闇金トラブルのフォローをしてくれる場合もあります。

第三者が介入することで周囲にトラブルを理解してもらいやすくなり、人間関係が悪化しにくくなります。

闇金からの催促は法律事務所で解決

違法にお金を貸し付ける闇金は収入のために、滞納した利用者に厳しく返済を催促します。

実家や会社に電話して取り立てたり、デリバリーなどで自宅に嫌がらせしたりするケースも多いです。

トラブルによって人間関係が悪化するのを防ぐためには、闇金に強い法律事務所に早めの相談がオススメです。

経験のある司法書士に任せることで、闇金問題の早期解決につながります。