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会社員が闇金から借りるリスクとトラブル解決方法を解説

相談・解決

「会社員で闇金から借金をしている」
「闇金から会社にばらすと脅されている」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。闇金というと、水商売や日雇いなどの収入が不安定な方が利用しているイメージがありますが、正社員で闇金から借入をしている方も数多く存在します。

本記事では、会社員が闇金を利用する原因とリスク、会社員が闇金を利用した事例を紹介すると同時に、闇金問題と借金・資金問題の解決方法について説明します。

会社員が闇金を利用する原因と危険性

正社員として勤める会社員は定収入が保証されているため、正規の貸金業者の融資を受けやすい存在です。にもかかわらず、闇金を利用してしまうのはなぜなのでしょうか。また、会社員ならではの闇金利用のリスクはどのようなものがあるのでしょうか。

以下では、会社員が闇金を利用する原因と危険性について説明します。

借金問題が根本にある

会社員が闇金を利用する理由として最も多いのは、カードローンや消費者金融への借金問題が根本にあるパターンでしょう。

何気なく利用したカード払いや消費者金融への返済額が徐々に増え、生活費や返済金に事欠くようになったが、新たに資金を調達しようにも総量規制(年収の1/3以上の借入はできない)に引っかかってしまった方が、闇金を利用すると考えられます。

定収入がありながら、こうした借金の悪循環に陥る方は決して少なくありません。しかし、会社員の方が闇金を利用することは、今ある借金問題を悪化させるだけでなく、高いリスクをはらんでいます。

高利で返済不能になるリスク

闇金業者の課す利息は、正規の貸金業者の利息とは比べ物にならない法外なものです。

正規の貸金業者の場合、貸金業法により上限金利は以下のように決められています。

  • 10万円未満、年利20%以内
  • 10~100万円未満、年利18%以内
  • 100万円以上、年利15%以内

貸金業法を守らない闇金業者の場合、10日に1~5割の金利が付くのが一般的です。
10日で1割といってもピンとこない方も多いと思いますが、年利に直すと365%になります。しかも、闇金業者は利息に利息が付く複利という方法で金利を計算するため、実際の年利は1000%を超えるといわれています。

返済周期が給料周期より短い

闇金業者の設定する返済周期は、普通のカードローンや消費者金融とは異なり、1週間や10日等、短く設定されていることが多いです。ほとんどの会社は月給制となっているため、返済日までに給料日が来ないこともあるでしょう。会社員の場合、会社からの給料以外で資金繰りをしようにも、会社の規定や拘束時間の長さから難しいのではないでしょうか。

法外な高利に加え、給料日以前に返済日が巡って来るため、それなりの収入があったとしても、会社員が闇金を利用した場合、返済不能に陥るのは時間の問題だと思います。

会社に連絡をされるリスク

闇金業者は借入の際に、審査や緊急連作先等の理由を付けて、勤務先の連絡先を聞き出します。そのため、返済が滞るようなことがあれば「会社に連絡するぞ!」と脅されることや、実際に連絡されることになります。

もし会社に闇金を利用していることが知られれば、社内でのあなたの信用や評価はぐっと下がることになるでしょう。闇金利用を理由にクビにすることは難しいですが、降格や退社を促すような人事をされる可能性は十分にあり得ます。また、闇金から会社に頻繁に連絡が入ることで業務に支障が出てしまい、同僚から白い目で見られることや周囲に迷惑をかけたという自責の念から、自ら会社を辞める方も少なくありません。

会社員が闇金を利用することは、借金問題が泥沼化を招くうえに、仕事を失いかねない状況に追い込まれるリスクがあるのです。

会社員が闇金を利用した事例

「会社員が闇金を利用したからといって、脅されることや、会社に連絡が来るようなことが本当にあるのだろうか?」と、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。大手Q&Aサイトには、実際に会社員が闇金を利用した事例が複数掲載されています。今回はその中から数例をご紹介します。

会社に連絡すると脅されている

2021年2月頃、闇金を利用している方の投稿です。

投稿者は、闇金の返済日に間に合わず、現在「会社に電話する」と脅されているそうです。闇金利用が会社にバレた場合、クビになるのではないかと恐れている。今職を失うことは避けたいが、返済するお金はないため、「もし経験者がいたらどうしたら良いか教えて欲しい」、という質問でした。

回答者からは、以下のような意見が寄せられていました。

  • クビなることはないだろう
  • 会社に居辛くなって辞職を選ぶことになる可能性はあるかもしれない
  • 闇金には返済しなくて良い
  • 専門家に相談すると良い

このように、会社員が闇金を利用した場合、会社に連絡される・会社に連絡すると脅されるリスクが高いです。会社に連絡されてしまうと、問題が解決した後も尾を引く可能性があります。

参考記事:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13238184258?__ysp=5Lya56S%2B44CA6ZeH6YeR

社員が闇金を利用しており営業妨害を受けている

2016年1月頃、闇金から営業妨害を受けている会社の方による投稿です。

投稿者の会社の社員が、闇金を利用したようで、本人及び会社に電話を頻繁にかけてくるようになったそうです。会社側は、闇金の行為を営業妨害と受止め警察に相談したそうですが、「不当な金利ははらわなくていい、電話も応対しなくていい」と言われただけで解決には至らなかったとのことです。
会社としては、相手が闇金なだけに、何をされるか恐ろしく邪険にもできずに困っているそうです。

「借金をした社員が元金を返済すれば済むでしょうか?」
「その後も営業妨害が続くようなら、どういった手続きをとればよいでしょうか?」

この質問に対し、父親が闇金を利用していたという回答者から「返済はしない方がいい」「警察に相談しても済まない場合は、法律の専門家に相談すると良い」といったアドバイスが寄せられていました。質問者は後日このアドバイスに従い、法律家に対応を依頼したようです。

参考記事:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11155185221?__ysp=5Lya56S%2B44CA6ZeH6YeR

闇金トラブルを解決する方法

会社員が闇金を利用し、返済できなくなってしまった場合、仕事に影響が出ないうちに速やかに問題を解決する必要があります。闇金問題を解決したい時は、以下の方法で対処することをおすすめします。

返済しない

「自分で借りたのだから返済しなければ」と考える方は多いと思います。
通常ならそれが正しいですが、闇金への借金の場合は返済することで問題解決には至れないことがほとんどです。闇金に返済すれば返済するほど、闇金業者にとって優良顧客、すなわちいいカモだと思われてしまいます。そうなれば、長く返済を続けさせるために様々な口実を付け完済を妨げられることや、借金をさらにするように促す「追い貸し」や勝手に振り込んで来て返済を求める「押し貸し」のターゲットにされる可能性があります。そのため、闇金と関係を断ち切りたいと考える場合は、返済しないことをおすすめします。

そもそも、違法な闇金業者からの借金は、「不法原因給付(民法708条)」に該当するため、法律上は元本すら返済する義務はないのです。

法律の専門家に相談する

闇金問題を解決したい場合は、法律の専門家に相談するのが最もおすすめの解決策です。

闇金業者は自らの違法性を認識しているため、法律の専門家が介入すると手を引くことがほとんどです。中には介入後も、しつこく連絡や嫌がらせをしてくる業者も存在するかもしれませんが、そういった業者に対しては、次なる手段として口座の凍結や携帯の停止など法的な措置が取られるため、そのうちになくなるでしょう。

法律の専門家への相談には、費用が掛かるというデメリットがあります。闇金への返済に追われている方の中には、手持ち資金がないので相談を躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。闇金対応を請け負っている事務所の中には、そうした事情を踏まえ、分割払いや後払いに対応しているところもありますので、諦めずに相談してみることをおすすめします。

警察に相談した方が良いケース

闇金問題は警察に相談することも可能ですが、単に返済を迫られているだけの場合は、「返済する必要はない」「無視するように」と口頭で助言されるだけということが多く、問題解決に至らないケースがほとんどです。

しかし、もし闇金業者が家まで来て、物を壊すことや、暴力を振るわれることがあれば、すぐに警察に通報しましょう。現行犯で逮捕してもらうことが難しくても、近所のパトロールを強化してもらうことで、身の安全を確保しましょう。

借金・資金問題の解決方法

会社員が闇金を利用してしまった場合、闇金を利用するきっかけになった借金問題、資金問題の解決を行うことも重要です。借金問題や資金問題については、以下の方法で解決することをおすすめします。

債務整理を行う

正規の貸金業者やショッピングローンに返済が難しいほどの借入がある場合は、債務整理を行うことをおすすめします。債務整理には、一定期間借金ができなくなるといったデメリットがありますが、今ある借金を減額もしくはリセットできるという大きなメリットがあります。
債務整理には、自己破産・任意整理・特定調停・個人再生といった種類があります。自力で行うことは難しいですので、専門家に相談して、自分に合った方法を選択すると良いでしょう。

支出を見直す

会社員の場合、定収入はあるのですから、借金をするに至った支出について見直す必要があります。ギャンブルに使ってしまった場合や、買い物をしすぎてしまうという方は、依存症の可能性もありますので、専門機関に相談することをおすすめします

目立った浪費がないにも関わらず生活資金が不足してしまう方は、家賃や通信費などの固定費を見直す、外食を控え自炊を心掛けるなどして、収入の範囲内でやりくりするようにしましょう。

収入を増やす手段を考える

収入が少なくて生活資金が不足してしまうという場合は、収入を増やすことを考えるのも良いでしょう。転職を検討してみることや、会社の規定が許す場合は副業を行う、資格を取ることで収入アップを図るという手段もあります。

まとめ

今回は、会社員が闇金を利用する原因と危険性、会社員が闇金を利用した事例、闇金トラブルを解決する方法、借金・資金問題の解決方法などについて説明しました。

会社員の場合、資金に困っても真っ先に闇金を利用するというケースは少ないように思います。その分、問題の根も深いといえるかもしれません。
もし会社員で闇金を利用してしまった場合は、問題がこじれる前に闇金に強い法律の専門家に相談することをおすすめします。

我々ジェネシスは、闇金業者への対応経験豊富な司法書士と元警察官が力を合わせて闇金トラブルを解決する司法書士事務所です。相談は無料で、着手金については後払い・分割払いにも対応しています。24時間・年中無休で受付しておりますので、闇金トラブルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。