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無登録貸金業者は闇金?確認方法と対処方法を解説

相談・解決

貸金業を営むには、貸金業登録を行う必要があります。貸金業登録を受けていない貸金業者は、全て違法業者(闇金業者)です。
しかし、現在利用を検討している、もしくは利用している貸金業者が、貸金業登録を受けているか否かについて、どのように調べれば良いかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、貸金業登録を行っていない貸金業者が違法であることについて説明すると同時に、無登録業者の確認方法と無登録貸金業者を避ける方法について説明します。また、無登録貸金業者を利用してしまった場合の対処方法についても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

無登録貸金業者は違法

貸金業を営むには登録が必須

貸金業を営む場合は、営業所が複数の都道府県にまたがる場合は財務局に、単独の道府県内の場合は都道府県知事に登録を受ける必要があります。
このことは貸金業法第3条1項で定められていますので、登録を受けずに貸金業を営むことは違法行為です。すなわち、無登録で貸金業を営む業者は全て違法業者=闇金業者ということになります。

貸金業登録番号の見方

登録を受けた業者には貸金業登録番号が交付されます。

登録番号は、例えば「関東財務局長(5)第12345」といった形で表されます。この番号の場合は、財務局とあるため複数の都道府県に営業所があることと、カッコ内の数字は更新回数を表しますので、5回登録が更新されていることが分かります。単独の都道府県、例えば東京にのみ営業所がある場合は「東京都知事(5)第12345」と表されます。

登録の更新は3年ごとに行われ、財務局長・知事の横のカッコ内の数字が大きいほど長く営業していることになります。

正規の貸金業者と見紛う無登録業者も存在する

正規の貸金業者を利用できない事情をお持ちの方以外は、闇金業者を利用することは避けたい事でしょう。しかし、最近の闇金業者の中には、立派な公式サイトを持ち、一見正規の貸金業者と見分けがつかない業者も存在します。

登録貸金業者と無登録貸金業者を見分けるには、どこを確認すれば良いのでしょうか。次章では、その貸金業者が登録を受けているか否かの確認方法について詳しく説明します。

登録貸金業者の確認方法

その貸金業者が登録業者であるかどうかを確認するには、主に二つの方法があります。金融庁の公式サイトの検索ページから登録貸金業者を確認する方法と、日本貸金業協会の公式サイトから違法な闇金業者を検索する方法です。
以下では、検索方法について詳しく解説します。

登録貸金業者検索を行う方法

登録貸金業者かどうかの確認は、金融庁サイト内にある「登録貸金業者情報検索入力ページ 」から行うことができます。

通常、貸金業者の公式サイトには会社情報ページがありますので、そこに記載されている登録番号、会社名(商号・名称)、代表者名等を入力し、検索を行いましょう。
この検索で見つからない場合は無登録業者だと思われますので、利用は止めましょう。

ヤミ金(悪質業者)の検索を行う方法

登録貸金業者でない可能性が高い場合や、その業者が闇金業者かどうかを知るためには、日本貸金業協会の公式サイト内の「ヤミ金(悪質業者)検索 」を利用すると良いでしょう。

こちらの検索で見つかった場合は闇金業者ということになりますので、絶対に利用することは止めましょう。

検索サービス利用時の注意

登録業者検索、ヤミ金検索のいずれの検索サービスを利用する場合、以下の点に注意しましょう。

必ず複数の項目を入力する

違法な貸金業者は、正規の貸金業者に見せかけるために、登録番号や名称など、実在の貸金業者の情報を勝手に使っているケースがあります。
このような場合でも、全ての項目を同じ貸金業者から盗用していることはまずないため、検索時に複数の項目を入力することで見抜くことが可能だと考えられます。

情報は正確に入力する

無登録業者の中には、正規の貸金業者に見せかけるために、実在の貸金業者に似せた名称を名乗っているケースがあります。例えば、「〇×△株式会社」という貸金業者が実在するとして、「(株)〇×△」と名乗るといったイメージです。
そのため、検索サイトを利用する際は、なるべく情報を正確に入力する必要があります。公式サイトやチラシなどには正式名称が載っているはずですので、記載されている名称を正確に打ち込むようにしましょう。名称以外の住所や電話番号についても同様です。入力間違いを避けるためにも、可能であればコピー&ペーストすることをおすすめします。

無登録業者を避ける方法

前章で紹介した検索サービスを利用する以外で、無登録貸金業者を避けるためにはどのような手段があるでしょうか。
以下では、無登録業者を避ける方法について説明します。

登録番号を確認する

前述した通り貸金業登録を受けると、登録番号が交付されます。登録業者であれば、公式サイトやチラシ内に、登録番号が記載されているはずです。この番号が見当たらない場合は、無登録業者の可能性があります
確認するために、前章で紹介した登録業者検索で検索を行うことをおすすめします。

書かれている内容を確認する

闇金業者と正規の貸金業者を見分けるポイントとして、次の事項が挙げられます。

上限金利を超えていないか

利息制限法により、上限金利は15%~20%と定められています。これ以上の金利設定をしている業者は、闇金業者です。

ブラックOK、無審査、等怪しげなキャッチコピーはないか

ブラックと呼ばれる信用情報に瑕疵がある方や無審査での貸付は、正規の貸金業者では行われません。そのようなキャッチコピーを記載すること自体、常識的に考えてあり得ないことですので、このような謳い文句を掲げている貸金業者を利用することは絶対に止めましょう。

記載されている電話番号は固定電話であるか

貸金業登録を受けるためには固定電話が必須です。しかし、無登録で営業を行う闇金業者のほとんどは固定電話を持たず、携帯電話を利用します。
公式サイトやチラシに固定電話の記載がなく、携帯電話番号のみの場合は無登録業の可能性が高いといえます。

怪しいと感じたら利用を止める

借入前に、利息や返済方法、返済期間、手数料などの詳細を問合せるようにしましょう。契約内容についてしっかり確認し、不明な点がある場合は説明を求め、少しでも納得できない、おかしいと感じることがあれば、利用は止めた方が良いでしょう。
住所、電話番号、口座番号などの個人情報は、信用ができると確信できてから教えるようにしましょう。個人情報を教えてしまった後で闇金業者だと判明した場合、断ったとしても勝手に振り込んでくる押し貸しの被害に遭うことや、嫌がらせをされる恐れがあります。

契約直前まで話が進んでしまっていると、断ることを躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが、少しでも怪しいと感じた場合は、断る勇気を持つことが後の自分の身を守ることに繋がります。

無登録貸金業者を利用してしまった際の対処方法

無登録貸金業者が違法であることと、利用しないためにできることについて上述しました。しかし、もしすでに利用している貸金業者が無登録業者であった場合はどうすれば良いのでしょうか。
以下では、無登録貸金業者を利用してしまった場合の対処方法について説明します。

返済はしない

無登録貸金業者、闇金業者へは、利息は元より元本すら返済義務がないとされています。闇金業者へ返済を続けることは、巡り巡ってバックに存在する反社会勢力への資金提供にも繋がりかねませんので、おすすめできません。
しかし、返済が滞れば、督促がやって来ます。闇金業者の取り立ての苛烈さはここで説明するまでもないでしょう。

法律の専門家に相談する

無登録貸金業者を利用してしまった場合、返済を止めるのと同時に、法律の専門家に相談することをおすすめします。

闇金業者とスムーズに手を切るためには、法律の専門家に相談することが一番の近道です。闇金業者は自らの違法性を承知しているため、法律のプロの介入を嫌います。法律の専門家の介入を知らせる受任通知を受け取った時点で、手を引く闇金業者も珍しくありません。
ただし、法律の専門家にとっても、闇金業者は進んで対応したい相手ではないため、闇金トラブルの相談というと断られることが珍しくありません。また、闇金対応に不慣れな法律家が下手に関わると、解決するどころか話がこじれてしまうケースもあります。そういった事態を避けるためにも、闇金トラブルの相談をする場合は、闇金対応の経験豊富な専門家に依頼する必要があります。

我々ジェネシスは、闇金業者への対応経験豊富な司法書士と元警察官がタッグを組んで闇金トラブルを解決する司法書士事務所です。相談は無料で、着手金については後払い・分割払いにも対応しています。24時間・年中無休で受付しておりますので、無登録貸金業者を利用してしまったという方は、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。

警察に相談した方が良いケース

闇金トラブルを相談する際は、前述した通り法律の専門家が一番です。警察でも近年、闇金の相談窓口を設けるなど積極的に相談を受け付けていますが、闇金トラブルは基本的には民事扱いとなるため、根本的かつ速やかな解決を求める場合、法律の専門家へ相談する方が近道です。
しかし、もし闇金業者から度を越えた脅迫や嫌がらせを受けている場合や、暴力を振るわれるなど具体的な身の危険を感じる場合は、警察へ被害届を提出した方が良いでしょう。

連絡先を変更する

無登録貸金業者を利用してしまった場合、できるだけ電話番号(携帯番号)を変更することをおすすめします。口座番号も解約するか変更した方が良いでしょう。
今回の件が解決したからとそのままにしていると、忘れた頃に闇金の勧誘の電話がかかって来ることや、勝手に振り込んでおいて返済を迫る押し貸しの被害に遭う危険性があります。
無登録貸金業者に教えた個人情報は、闇ルートで売り買いされることが想定されるため、いつ何時どのような形で悪用されるか分かりません。無登録業者を利用した際の個人情報はできる限り変更するようにしましょう。

まとめ

今回は、貸金業登録を行っていない貸金業者は違法であること、無登録業者の確認方法と無登録貸金業者を避ける方法、無登録貸金業者を利用してしまった際の対処方法等について説明しました。
無登録で貸金業を営む業者は、全て違法な闇金業者です。お金を借りる時は、必ずその貸金業者が登録を受けている業者かどうか 確認することが大切です 。
もし無登録業者を利用してしまった場合は、返済は行わずに、速やかに法律の専門家に相談するようにしましょう。