1. 司法書士法人ジェネシス
  2. コラム
  3. 相談・解決
  4. 闇金に手を出した多重債務者の末路とは?事例と借金の解決策

闇金に手を出した多重債務者の末路とは?事例と借金の解決策

相談・解決

「借金を返済するために闇金を利用したい」
「多重債務者になった人の末路が気になる」

銀行や消費者金融などの借金が増えてしまい、闇金に手を出す人は少なくありません。闇金は暴利で融資する違法業者であり、高額な利息でさらに借金で苦しむリスクがあります。

もし多重債務で返済が苦しいときは、闇金を利用せずに借金問題を解決することが重要です。

本記事では闇金に手を出した多重債務者の事例と膨らんだ借金の解決策について解説します。

多重債務者が借金で追い込まれる流れ

一般的に複数の消費者金融などからお金を借りる人は多重債務者と呼ばれます。

生活費や娯楽費などで収入よりも支出が増えてしまい、借金しないと破産してしまうのが多重債務者の特徴です。

今では総量規制などで個人が借りられる金額が制限され、多重債務者の数は減少しています。しかし、従来では金融機関の融資を規制する法律がなく、お金を借りすぎて返済に悩む人は多数いました。

増えすぎた借金を対処できなくなり、中には多重債務で自殺してしまう人もいたのです。

どのようにして多重債務者が生まれるのか、借金で追い込まれる仕組みを見てみましょう。

お金が足りなくて消費者金融から借金

近頃は派遣社員や非正規雇用の増加により、すべての人が十分な収入を得るのが難しくなりました。

多重債務者になりやすい人は、以下のような理由により借金する傾向があります。

  • 高額なスマホや通信費、ゲームの課金代などを支払うため
  • 節約したり欲しいものを我慢したりするのは嫌だから
  • パチンコや競馬などのギャンブルに勝つため

数十万円の借金であれば収入証明書を求められない場合が多く、専業主婦や無職が消費者金融を利用してしまうパターンもあること。

収入よりも支出が多いことで借金は増えていきます。

借金返済のために他からさらに借金

自分の見栄や欲望のためにお金を借りると、自分の収入から借金を返済するハードルは高くなります。

お金は使えば使うほどなくなる物であり、お金がなければ借金を返済できません。

そして「借金を返済できないけど自己破産は嫌だ」と思う人が別のところからお金を借りてしまいます。

例えばA社で借りた30万円を返済するために、B社から40万円を借りるのです。

一時的に借金を返済することで破産を防げて、普段と変わらない生活をしばらくは維持できます。ただ、借金を借金で返済すると多重債務になり、自分の借金問題は大きくなるのです。

融資枠が足りず闇金から借金

複数の消費者金融から借金を繰り返していると、いずれは自分の融資可能枠が上限に達します。総量規制のある今では原則として年収の1/3までしか消費者金融からお金を借りられません。

多額の借金を抱えている多重債務者が消費者金融を利用できなくなれば、やがては闇金を利用してしまうもの。誰でも使える闇金であれば審査に落ちることがなく、簡単に数万円を借りられるためです。

実際に闇金から借りたお金で自分の借金を返済して、多重債務を対処する人が少なからずいます。

そして多重債務者は違法な闇金を利用することで、より借金に苦しめられるのです。

返済できなくなり取り立てられる

闇金業者は法律を守らずに営業していて、利用者に違法な利息を請求するのが一般的。例えばインターネットから申し込めるソフト闇金の場合、10日3割の利息が相場とです。

もし10日3割で5万円を借りてしまうと、10日後に65,000円を返済することが必要です。実際には闇金業者から先に利息や手数料などを引かれるため、約3万円を受け取って10日後に5万円を返済しなければなりません。

多重債務者は返済でお金に余裕がなく、闇金業者が請求する高額な利息を支払うのは難しいです。

そして、期日までに借金を返済できなければ、借りた業者からの取り立てが始まります。

精神的苦痛により自殺することも

違法な闇金業者は利用者から借金を取り返すために、悪質な手口で取り立てます。

例えば、1日に100回以上も利用者本人の携帯に連絡して、暴言や脅しで返済を催促する業者が多数いるもの。

融資時に利用者から実家や勤務先の連絡先を聞いておき、滞納したときに業者が利用者の周囲に取り立てる場合もよくあります。

もし滞納した利用者がいつまでも返済しなければ、利用者の自宅にデリバリーや消防車などを呼び出すことも。周りに迷惑をかけることで、利用者に精神的苦痛を与えるのが闇金業者の目的です。

そして悪質な取り立てで苦しめられ、最終的には自殺してしまう多重債務者も中にはいます。膨らんだ借金を借金で返済すると、あなたの人生が間違った方向に進んでしまうのです。

闇金を利用した多重債務者の事例

複数の銀行や消費者金融からお金を借りてしまい、多重債務で悩んでいる人がインターネットの質問サイトには多く存在します。

多重債務者の末路が気になる人が見ておくべき事例は次の3つです。

5社から200万円も借金

2011年10月頃に多重債務で悩んでいる友人がいた人の事例です。質問者の友人は闇金や消費者金融などを含めた5社から借金していて、合計200万円程度のお金を借りていました。

友人にはギャンブルにハマっている旦那がいて、200万円もの借金はすべてギャンブルが理由。連帯保証人である友人は多額の借金を返済できず、既に一部の業者と債務整理を進めていました。

借金返済でお金に余裕がない友人は光熱費を支払えず、家のガスや電気は止まっていたのです。

質問者は友人を助けるために、質問サイトで借金を解決する方法を尋ねました。

「法テラスに電話して弁護士と相談」「ギャンブルであっても自己破産できる場合がある」との回答がベストアンサーになり、質問者の友人は法テラスで問題を解決したことが推測できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1273559917?__ysp=5aSa6YeN5YK15YuZ44CA6ZeH6YeR

商売資金のために闇金を利用

2007年11月頃に親が多重債務者であったことが発覚した事例です。

質問者の親は自営業を営んでいて、商売を続けるために銀行や闇金、知人や親戚からお金を借りていました。

多重債務により借金を返済するのが難しくなり、質問者は親に自己破産するよう助言。ただ、親は自分の商売を続けたい意思があるほか、借金を返済できなくなる可能性を心配していました。

自己破産により返済の見込みがなくなるため、闇金業者から暴行などの被害を受けるリスクもあります。

親の多重債務を安全に解決するために、質問者は適切な解決方法をインターネットで質問。

「法律事務所で自己破産を進めれば安全に借金を解決できる」という回答がベストアンサーになり、質問者の親は法律事務所を通して自己破産したことが推測できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213480367?__ysp=5aSa6YeN5YK15YuZ44CA6ZeH6YeR

妻の父親が数万円で多重債務

2009年10月頃に嫁の父親が闇金で多重債務をしていた人の事例です。

嫁の父親は消費者金融など6社から数万円ほどの借金をしていて、返済のために闇金を利用していました。

そして、闇金が家族に借金を取り立てるようになり、弁護士に依頼して債務整理を実行。ただ、嫁の父親は過去に数百万円もの借金を抱えたこともあり、借金を繰り返す可能性は高いです。

「もし嫁の父親が借金を残して死んだとき、嫁に借金が残るのか?」を知るために、配偶者である夫が質問。

そして「借金を相続しなければ大丈夫」「相続放棄することが重要」との回答をベストアンサーとして参考にしました。親族の借金は期日までに相続放棄することで対処できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1231270927?__ysp=5aSa6YeN5YK15YuZ44CA6ZeH6YeR

多重債務者が借金地獄から抜け出すには

「膨らんだ借金をどうにか解決したい」と思った人は多くいるかもしれません。

もし消費者金融や闇金を利用して多重債務になったときは、以下にある4つの方法を参考にしましょう。

  1. 法律事務所で相談する
  2. 債務整理で借金を軽減する
  3. カウンセリングを受ける
  4. ブラックから抜け出すまで借金しない

それぞれの方法を簡単に解説します。

法律事務所で相談する

借金が膨らんで返済が苦しいときは、迷わず法律事務所で相談することがオススメです。

法律知識のある専門家と借金の状況を共有することで、問題を解決する方法が分かります。

たとえ闇金が関係している場合であっても、スムーズに借金問題を解決できるのがメリット。闇金被害に強い法律事務所であれば、専門家があなたに代わって悪徳業者と交渉してくれます。

債務整理で借金を軽減する

銀行や消費者金融など金融機関からの借金は債務整理により軽減することが可能です。

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」という方法があり、状況に応じて適切な方法を選べます。

任意整理や個人再生であれば資産を手放す必要がなく、借金が減ることで返済が楽になるもの。

「毎月の返済が厳しい」と感じる人は法律事務所で債務整理を実行しましょう。

カウンセリングを受ける

ギャンブルなどの浪費を目的とした借金に慣れてしまうと、借金を解決した後にまた多重債務者になる可能性があります。

多重債務を解決した後に、カウンセリングを受けることがオススメです。

例えば日本クレジットカウンセリング協会では、多重債務ほっとラインを提供。

相談内容に応じて最適な相談機関を案内してくれるほか、債務返済などでカウンセリングを受けられます。

ブラックから抜け出すまで借金しない

債務整理により借金を軽減すると、5年から10年間はカードローンなどで借金できなくなります。身の丈にあった生活に慣れるために、ブラックの間は借金しないことが重要です。

借金できなければ収入以下の生活が強制されて、自然と支出を抑えられます。

クレジットカードが利用できなければ、後払いでお金が足りなくなる状況も避けられるでしょう。

一部の消費者金融などはブラックでもお金を借りられますが、お金に余裕がないと多重債務に戻るリスクが大きくなります。ブラックから抜け出すまでは借金しないことが重要です。

まとめ

収入以上の支出を続けてしまい、複数の消費者金融を利用する多重債務者は一定数います。

借金を返済するために闇金を利用すれば、取り立てなどで精神的に追い詰められる可能性が高いです。

闇金に手を出した多重債務者が安全に借金を解決するには、法律事務所で相談したり債務整理したりすることがオススメ。法律事務所に借金問題を任せることで借金地獄からスムーズに抜け出せます。