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紹介屋詐欺とは何か?悪徳業者の手口や被害に遭わない方法

闇金の手口

「消費者金融からお金を借りられず、紹介屋に依頼しようか悩んでいる」
「紹介屋がどのような手口で利用者から搾取しているのか気になる」

金融機関から融資を受けるのが難しい人を相手に詐欺を働くのが紹介屋です。

利用者がお金を借りられそうな融資先を紹介して、利用者から高額な紹介料や手数料を徴収するのが紹介屋の目的となります。

この記事では紹介屋の悪質な手口や利用者の体験談、被害に遭わない方法について解説します。

紹介屋詐欺とは

紹介屋とは、お金を借りるのが難しい人に、無許可で融資先を紹介する違法な悪徳業者です。利用者の代わりに融資可能な金融機関を見つけて、その対価として紹介料を要求します。

紹介料の相場は融資金額の20%から50%であり、ひどいときは借りたお金の約半分を徴収されるパターンもあります。

例えば紹介屋に依頼して10万円を借りた場合、利用者は2万円から4万円ほどの紹介料を支払うことが必要です。

最近では闇金融の摘発により被害は減少傾向ですが、一部では未だに紹介屋が詐欺を働いているケースがあります。詐欺被害を受けないために紹介屋の手口を具体的に押さえておきましょう。

インターネットやチラシで集客

紹介屋は手数料を取れる利用者を集めるために、金融機関からの信用力が低いためにお金を借りることが難しい人たちを集客します。

一般的に信用がある人たちは自分で融資先を見つけてしまうため、相手をだましたい紹介屋は立場の弱い人を探すものです。

「審査なしで低金利」「ブラックOK」といった売り文句でDMやチラシにより宣伝します。最近ではインターネットが普及しているため、SNSやホームページで集客するパターンも多いです。

そしてお金を借りたい利用者から問い合わせがきたら、電話やメールでやり取りを始めます。今はLineを利用している人が多いため、紹介屋がLineで利用者と連絡する場合もあります。

申し込んだ人に消費者金融を紹介

融資先を探している利用者と連絡が取れたら、紹介屋は利用者から個人情報を集めます。

個人情報を入手することで紹介屋は利用者の代理で融資を申し込めるほか、利用者が逃げるのを防ぐことが可能です。

名前や住所、電話番号、職業などの個人情報を入手したら、紹介屋は利用者に金融機関を紹介します。利益を増やすために、紹介報酬が発生する金融業者に紹介屋が代理で申し込む場合もあります。

紹介屋を利用する人は信用が低いため、貸金業者から融資を断られることが多いです。

ただ、一部には審査が比較的甘い消費者金融もあり、紹介屋の斡旋で利用者がお金を借りられる可能性はあります。

審査に通った場合は紹介料を徴収

利用者に消費者金融を紹介して審査が通ったときは、紹介屋は利用者に対して紹介料の支払を要求します。

借り入れた金額の20%を紹介料とする業者が多く、たまに30%から50%の手数料を求める業者も存在します。

例えば紹介料が20%である紹介屋に依頼して、30万円を借りられる融資先を紹介してもらうとしましょう。このケースでは利用者の融資先が現れたとき、利用者は6万円の紹介料を支払うことが必要です。

一般的に違法な紹介屋と消費者金融の間に関係はありませんが、悪徳業者は融資先を紹介したことを理由に紹介料を取り立てます。

紹介屋は厳しく催促してくるため、紹介料を支払う利用者は少なくないです。

闇金を紹介する場合もある

紹介屋を利用する人には、自己破産や滞納により明らかに信用がないパターンもあります。

消費者金融に申し込んでも融資が難しい場合、紹介屋が利用者に闇金を紹介する場合もたまにあることです。

闇金なら信用のない人でもお金を借りることができ、紹介料の要求が可能になります。最近は利用者に対して態度のよい闇金が多く、法外な金利でお金を借りてしまう人は少なくないです。

闇金から不用意にお金を借りてしまうと、高額な紹介料や利息の支払を要求されるだけでなく、取立てや嫌がらせの被害を受けるリスクもあります。

個人情報を他の悪徳業者に売る

紹介屋は申し込んだ利用者の個人情報を集めているため、その情報の利用が可能です。審査が通らずに紹介料をとれなかった場合、紹介屋が集めた個人情報を売るパターンもあります。

消費者金融の審査に落ちる人はブラックであることが多く、違法な業者にとってその個人情報は価値があるものです。

例えば闇金が紹介屋から買った個人情報を活用して、融資を宣伝したり架空請求を行ったりします。

詐欺を働く業者に個人情報を売ることで、紹介屋は紹介料を得られなくても利益を得ることが可能です。

紹介屋に関わった利用者には、高いコストを払うだけでなく個人情報の漏洩リスクもあります。

紹介屋詐欺に引っかかった人の体験談

「実際に紹介屋を利用した人の体験談を聞きたい」と思った人は多くいるかもしれません。

インターネットの質問サイトには紹介屋詐欺に引っかかってしまい、被害に悩む利用者の体験談がいくつかあります。

紹介屋詐欺を詳しく知りたい人が見ておくべき体験談は次の3つです。

  1. 借り換えようとして20万円を失う
  2. 支払拒否で職場に取立て
  3. 紹介屋にだまされて借金が増大

それぞれの体験談について内容を紹介します。

借り換えようとして20万円を失う

2007年11月ごろに紹介屋詐欺に引っかかってしまった人の体験談です。この体験者は自分の借金を借り換えるために、インターネット上にあるWebサイトから融資を申し込みました。

すると業者から「こちらでは融資できませんが、債務委任制度を利用すれば融資可能です」と言われたのです。借金を減らすために、体験者は次のような手順に従って行動しました。

  1. 業者から指示された方法で消費者金融に申し込む
  2. 融資可能枠である10万円をすべて引き出す
  3. 業者が指定した銀行口座にその10万円を振り込む

体験者は上記の手順を2回繰り返してしまい、20万円を振り込んだところで怪しさに気づいたのです。

そして業者からの指示を無視した結果、電話やDMで闇金から連絡が来るようになりました。

質問サイトで体験者は詐欺に引っかかったことを知り、消費者金融から借りた20万円を返済することを決意します。

だまされて消費者金融からお金を借りてしまったとしても、返済義務は自分に対して発生するので注意しましょう。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413915719?__ysp=57S55LuL5bGLIOipkOasug%3D%3D

支払拒否で職場に取立て

2009年11月ごろに紹介屋を利用してしまった専業主婦の体験談です。この体験者は融資を申し込んだ業者から金融会社を紹介されて、10万円ほどの融資を受けられました。

そうしたところ、金融会社の紹介を受けた業者から3万円の紹介料を請求されたのです。

体験者は紹介料を請求されたときに悪徳業者であることに気づき、紹介料である3万円の支払を拒否しました。

すると悪徳業者が電話で支払を何度も催促して、夫の職場にも電話をかけてきました。

体験者は自宅に業者が取立てにこないか不安に思い、対処法を知るために質問サイトで相談します。

「弁護士に相談」という回答がベストアンサーになっているため、体験者は法律事務所に相談したことが予想されます。

違法な業者とのトラブルを解決するには専門家に依頼することがオススメです。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1232851132?__ysp=57S55LuL5bGL

紹介屋にだまされて借金が増大

2008年2月ごろに紹介屋にだまされた学生の体験談です。この体験者は悪徳業者の言うことを信じた結果、悪徳業者によって勝手に他の金融機関からお金を借りられてしまいました。

さらに、悪徳業者が0.9%の低金利で融資してくれることを信じて、業者が指定した銀行口座に振り込んでしまったのです。詐欺被害を解決するために体験者は質問サイトに相談します。

質問した後日に体験者は消費者センターに相談して、警察に被害届を出したほうがよいとの助言を受けました。詐欺被害を受けたときはなるべく早く警察に通報しましょう。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1314677113

紹介屋詐欺を対策するには

「紹介屋詐欺に引っかかりたくない」と思う人は多いでしょう。個人情報が漏れたり高額な手数料を請求されたりするのを防ぐには、次のような方法で対策することが重要です。

  1. 業者からの紹介を断る
  2. 住所や登録番号を確認する
  3. お金を振り込まないようにする
  4. 取り立てられたら専門家に相談

それぞれの方法について解説します。

業者からの紹介を断る

近頃では融資を申し込んだ利用者に対して「こちらでは融資できないけれど融資先を紹介します」と業者が伝える場合があります。こうした業者は紹介料を目当てにしている可能性が高いです。

詐欺に引っかからないためには業者からの紹介を断り、自分で消費者金融に申し込みましょう。信頼できる金融機関の利用により、違法な手数料を請求されることを防げます。

住所や登録番号を確認する

お金を借りたくて業者に融資を依頼するときは、依頼の前に業者の住所と登録番号を確認することが重要です。業者の情報が記載されていない場合、その業者は違法である可能性があります。

「登録貸金業者情報検索サービス」を使うことで、依頼を検討している業者が国から登録されているのかチェックできます。検索しても結果が出なければ、その業者から融資を受けないようにしましょう。

参考:https://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/

お金を振り込まないようにする

違法な悪徳業者は実態の把握が難しく、だまされた場合に損失を取り返すハードルは高いです。業者から紹介料を要求されても、口座にお金を振り込まないことが重要といえます。

お金を振り込まなければ詐欺被害を少なくでき、自分の借金が残ってしまうことを防げます。

取り立てられたら専門家に相談

紹介屋からの請求を無視していると、自宅や会社に嫌がらせされることがよくあります。悪徳業者から取立ての被害にあったら、迷わず法律事務所で相談しましょう。

闇金融に強い法律事務所に相談すれば、専門家が悪徳業者に交渉してくれます。自分1人で対処するよりも問題を解決できる可能性が高く、被害を抑えられるのがメリットです。

怪しい業者から何度も電話やメールがくるときは、すぐに法律事務所で相談することをオススメします。

紹介屋詐欺に注意しよう

金融機関からお金を借りるのが難しい人に融資先を紹介して、高い紹介料を要求するのが紹介屋です。

「あなたが借りられる融資先を紹介するよ」と言われたときは、その業者は紹介屋である可能性が高いといえます。

紹介屋詐欺に引っかからないためには、融資を受けられる金融機関を自分で探すことがオススメです。

悪徳業者から紹介料を請求されたら、すぐに法律事務所に相談することで問題の早期解決を心がけましょう。