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闇金からの借金を返済しても全く元金が減らない理由と解決方法を紹介

相談・解決

「借金を返して闇金との関係を切りたいのに、全然元金が減らずに困っている」

「どうすれば闇金から借りた元金を減らせて、借金問題を解決できるのか知りたい」

金利がかなり高い闇金には、たとえ借金を返済しても元金が減らない罠があります。元金が減らなければ高額な利息を支払い続けることになり、返済するのが難しくなるものです。闇金との借金を解消するには返済するのではなく、法律家に依頼して業者と交渉することが重要です。この記事では闇金に返済しても元金が減らない理由と、借金問題を解決する方法を解説します。

闇金の元金が減らない手口とは

貸金業者からお金を借りると、金利に応じて借りた金額に対する利息が発生します。借金をした人は最低返済額を守って、借りた元金と発生した利息を定期的に支払うことが必要です。貸金業法によってお金を借りるための上限金利は決められています。10万円未満の貸付額では20%が上限であり、貸付額が10万円以上になると15%から18%の金利になるものです。

例えば消費者金融から100万円のお金を借りる場合、12回払いで毎月返済すると最大の利息額は83,094円となります。もし支払い回数が36回になると、利息が247,934円とおよそ3倍に増加します。

支払い回数が増えることで元金が減りにくくなり、高い金利によって利息が膨れ上がります。借金の返済で苦労しないためには、自分の元金を減らしていくことが重要です。

正規業者なら返済で元金が減る

消費者金融や銀行の場合、お金を借りた人に対して最低返済額を決めています。利用者が利息だけ支払い続ける状況を避けるために、業者はまとまったお金の返済を催促するのです。そして毎月決められた日に利用者が返済することで、正規の貸金業者なら元金を減らしていきます。現在の元金に対して利息が発生するため、返済回数が増えるほど負担が減るのです。

例えば消費者金融のプロミスを利用する場合、借入残高に対する指定の割合金額が最低返済額となります。例えば30万円をプロミスから借りる場合、最低返済額は11,000円です。

もちろん、最低返済額よりも多くのお金を返済することは可能であり、返済額が増えれば利息は少なくなります。法律を守った業者を利用していれば、毎月の返済により元金を減らすことが可能です。

闇金は元金を支払わせたくない

違法にお金を貸し付けることで利益を得ている闇金は、利用者に元金を支払わせようとはしません。元金がなくなければ利息による利益を得られず、儲けることが不可能になるからです。

そのため闇金は利用者に対する返済期日を短くして、元金返済を難しくします。例えば10日で5割の金利が発生する場合、利用者が10万円を借りると、10日後に15万円の返済額を業者が要求するのです。毎月返済することで元金を減らせる正規業者とは違い、闇金は元金の返済を早期に要求します。もし利用者が返済をできなければ、元金が減らずに利息額がどんどん増えていくのです。

ジャンプにより元金を減らさない

「お金を借りた10日後に元金と利息を返せるわけがない」と思った人もいるでしょう。実際に闇金の利用者がすぐに元金を返済するのは難しく、利息だけ返済するジャンプに頼る人が多いです。

例えば10日で5割の利息が発生するとして、3万円を借りたけど元金を返済できないとします。その時に闇金業者から「今回は利息だけ返済すればいいよ」と言われれば、15,000円の返済だけで済むのです。

利用者からすれば利息の返済だけでよいため、返済して取り立てを防げるメリットがあります。ですが元金はまったく減っていないため、定期的に高額な利息を支払い続けるデメリットもあります。闇金が利用者にジャンプを勧めるのは元金を減らさずに、いつまでも利息を得るのが目的。「元金返済を免れてよかった」と思っていると、後で返済に苦労するため注意しましょう。

複数の業者が貸し出して元金を増やす

闇金が設定する金利は非常に高く、利用者によっては利息すら返済できない場合があります。返済に困っていると闇金業者から「他の闇金からお金を借りて返済しろ」と指示される場合もあります。

闇金は複数の業者とつながっていることが多く、業者の間で利用者の情報を共有しています。返済のために利用者が他の闇金から借金することで、利用者の貸付額を増やせるのです。貸付先と貸付額が増えることで取り立てやすくなり、得られる利息も増えていきます。たとえ利用者本人の支払い能力がなくても、実家や勤務先に取り立てて返済を促すことは可能です。

返済のために複数の闇金を利用してしまうと、利息が高額になり元金を減らすのが難しくなります。闇金の借金返済に困ったときは、他の闇金ではなく法律家に頼ることがオススメです。

返済できないと発生するトラブルとは

闇金からの借金は元金が減りにくく、利息を返済し続けると金銭的な余裕がなくなります。もし利用者が闇金にお金を返済できない場合、以下のようなトラブルが発生する可能性が高いです。

  1. 電話で悪質に取り立て
  2. 職場や実家にも取り立てられる
  3. デリバリー等の嫌がらせを受けることも

それぞれのトラブルについて詳しく解説します。

電話で悪質に取り立て

期日までにお金が返済されていないことを闇金が確認すると、まず本人の電話番号に連絡します。鬼のように連続して電話が掛かってくることもあり、繋がると暴言や脅しにより取り立てるのです。「金をすぐに返さなければ自宅に行く」「お前が返済しないなら実家に連絡するわ」といった言葉により利用者を精神的に追い詰めます。恐ろしさを味わわせることで返済を促すのが闇金の手口です。

また、貸金業法では21時から翌日8時までの取り立てを禁止していますが、闇金は深夜にも当たり前のように電話を掛けます。実際に1日100件以上の電話が掛かってきた利用者も少なくないです。

利用者の自宅まで訪問する闇金はほとんどいませんが、業者は電話で取り立てることにより精神的苦痛を与えます。お金を返済できなければ、嫌がらせのように電話が掛かってくるのです。

職場や実家にも取り立てられる

利用者本人に電話をしても返済されなければ、次に闇金は利用者の職場や実家に電話を掛けます。「○○が借りた金を返済しないんですが」といった言葉で周囲に闇金の利用をバラしていくのです。

また、職場や実家にFAXがあると「金返せ」などの通知が記載された書類が数百枚送信してくることも。もし闇金による取り立ての電話やFAXの通知が続けば、利用者は周囲からの信頼を失います。親戚から関係を切られる場合もあれば、勤務先から退職を促されるケースもあるのです。闇金が職場や実家に取り立てることで、勤め先や良好な人間関係を失うリスクがあります。

デリバリー等の嫌がらせを受けることも

利用者やその周囲に取り立てても効果がなければ、闇金は利用者にさまざまな嫌がらせをします。例えば業者が自宅まで訪問して、「返済しろ」といった貼り紙により闇金の利用を周りに知らせます。

闇金を利用していることが周囲にバレれば、利用者は近所の人から疎まれるようになります。実際に闇金を利用した後に世間体が悪くなり、他の地域に引っ越した人もいるのです。また、デリバリーや消防車を利用者の自宅に呼んで、周りの人間に迷惑をかけるケースもあります。闇金によって周囲の人たちに迷惑がかかれば、自宅で落ち着くことは難しくなるでしょう。

返済できれば問題はないのか?

「期日までに元金と利息を返済できれば、闇金を利用しても問題ない」と考える人はいるかもしれません。確かに返済期日までにお金を返済できるなら、取り立てを未然に防げます。しかし闇金は法律を守らずに利益を得ようとする悪徳業者であり、返済した後もトラブルが付きまとうものです。実際に闇金を利用した人が以下のような問題に直面したケースがあります。

  1. 闇金は返済を妨害してくる
  2. 完済後に押し貸す闇金もいる

どのような問題が発生するのか、それぞれ簡単に見ていきましょう。

闇金は返済を妨害してくる

闇金業者は利息からの利益を得るために、さまざまな手段で利用者の返済を妨害します。例えば返済日に連絡を取れないようにして、お金を返済する口座を教えないケースがあるのです。

返済できずに期日が過ぎれば、利息や遅延損害金が上乗せされて返済額が増えていきます。たとえ闇金の口座に入金したとして、闇金が指示する方法に従わなければ返済を認められません。また、ソフト闇金が「返済するのは厳しいですよね?今週は利息だけでいいですよ」と返済額の軽減を宣伝するパターンもあります。利用者の返済額を減らすことで、元金が減らない状況につながるのです。

完済後に押し貸す闇金もいる

闇金は利用者の情報を保存していて、完済した後も情報を保有しています。たとえ運よく借金を完済できたとしても、闇金がお金を勝手に貸し付ける場合があるため注意しましょう。

押し貸しされれば高額な利息が請求されて、返済しなければ悪質な取り立てが始まります。たとえ利用者本人が融資を申し込んでいなくても、業者が押し貸しすれば返済から逃れるのは不可能です。

闇金問題を解消するには

闇金を一度でも利用してしまうと返済するのは難しく、悪徳業者によってトラブルが発生します。あなたが闇金問題を解消するには、次の2種類の方法を参考にすることがオススメです。

  1. 被害を受けた場合は警察に相談
  2. 闇金に強い法律家に問い合わせる

それぞれの方法について簡単に解説します。

被害を受けた場合は警察に相談

闇金とのトラブルが既に発生していて、電話の録音や書類等の証拠がある人は警察に相談しましょう。証拠があれば警察が闇金に対応しやすくなり、悪徳業者との問題を解消しやすくなります。

闇金に強い法律家に問い合わせる

闇金から取り立て被害に遭っていない人は、闇金に強い法律事務所で相談することがオススメです。法律面の知識や資格がある法律家に依頼することで、闇金とのトラブルを未然に防げます。

まとめ

高額な利息により収益を獲得する闇金は、利用者に借金を完済させようとしません。利息のみの返済を促したり押し貸ししたりすることで、利用者の元金を残そうと企みます。もし確実に闇金との借金問題を解決したいときは、闇金の知識がある法律家に相談しましょう。