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闇金の取り立てが来た時の対処法とできるだけ早く追い返す方法

取り立て対策

様々な資金難で悩む方は、闇金からお金を調達する方がいらっしゃいます。銀行や優良貸金業者からお金を調達できなかった事業主の方だけでなく、個人の方にも闇金を利用する方がいます。闇金業者というのは、あの手この手の高圧的な・常軌を逸した方法で取り立て活動を行う傾向があります。ただし最近の闇金業者には、自宅へ取り立てに来る業者はほとんど見られません。

しかしながら闇金業者が絶対に家に取り立てに来ない・危害を加えないという保障はありません。そこで今回はこの闇金融につきまして、もし家に取り立てに来たらどうするべきかという話を展開していきます。

まずは玄関を開けずに警察を呼ぶ

玄関は開けない

どれほど大きな声で怒鳴り散らし「金返せ!・いるんだろ!・無視してるんじゃねーぞ!・なめるなよ!・玄関開けろ!」と要求してきても、うるささに屈して絶対に玄関を開けてはいけません。相手の気持ち次第では、殴るけるなどの暴行を受ける可能性があります。これだけにとどまらず、包丁・ナイフその他の武器などで絶対にけがを負わされない・殺されないという保障はないのです。

闇金側では利息・元本を回収できずに闇金の上司が激高し、「命を奪わない程度入院にならない程度に暴行して、なめられないように措置を講じろ」と指示を絶対に出していないとは限りません(このようなケースはほぼないですが)。

警察を呼ぶ

①帰るよう指示をしてもらえる

警察を呼べば、帰るように・どこかへ行くように指示してくれます。場合次第では何らかの措置を講じてくれる可能性があります。例えば何らかのはずみによる(玄関をガンガンたたいた時など)、器物損壊といったケースが考えられます。

闇金に対して督促電話という程度では、なかなか警察は即座のアクションを起こしがたい傾向があります。しかしながら家に来たというような、明らかな刑事事件が起こり得る・起こる高い可能性がある場合なら警察もまず該当の場所へは行くと予想されます。

そして闇金というのは、警察となかなか接点をもちたがらない傾向があります。自分たちが、違法貸金業務を行っているという自覚をもっています。これらの事情により、何らかのはずみで廃業に追い込まれるのを避けたいという闇金側の弱点もあります。

②相談にはのってもらえる可能性がある

警察官が家に来た際に「他に何か明らかに悪いこと・凶悪なことはないですか?」と尋ねる見込みがあります。その時に些細なことでも普通ではないことを伝えれば、警察の方が本格的な捜査に着手できるきっかけになる・別の措置を講じられるという可能性があります。

③署に持ち帰って何かアクション

もし駆け付けた警察官が闇金業者の顔を知っている・闇金業者が顔見知りという場合、別件で捜査している事件関係者の可能性があります。この場合、署にもち返って同僚や上司の方と話し合い・相談して何らかのアクションにつながることもあり得ます。もしこれで当該の闇金業者が逮捕されたら、催促連絡が止まる可能性もあります。

貸金業法に違反した行動がないかチェック

  • 合理的な理由(※注)が無い状態で夜間・深夜・早朝(午後9時~午前8時)に電話・FAX・訪問する
  • 合理的な理由(※注)が無い状態で自宅以外に電話・FAX・訪問する
  • お引き取り下さいといっても応じない
  • 張り紙や大声などで借金の事実が近所に知れわたる行動をとる
  • 他金融業者からお金を調達して、利息の返済をするよう求めること
  • 弁護士・裁判所などから債務整理通知の旨の連絡があった後に督促を行う

※注:闇金業者が債務者と、どうもこうも連絡がつかない場合です。こうなると、借金者の仕事場への連絡が認められてしまいます。しかしこの「正当な理由」について、法律で完全に・絶対的に決められているわけではありません。

上記事項に該当した督促行為があれば、貸金業法違反行為となります。警察の方が来る前でも当てはまる行為があればチェックして、できれば客観的な証拠として残しておきたい部分です。深夜早朝時間帯の電話が、一番当てはまりやすい事柄ではないでしょうか。録音して残しやすい部分です。

ただし警察の方に貸金業法違反行為を知らせても、必ずしも警察官自身がアクションを起こせるというわけではありません。この金業法違反行為が合った旨・証拠をもって司法書士事務所とか弁護士事務所へ行くよう促されるのではないでしょうか。時と場合によっては、どこか司法書士事務所とか弁護士事務所を紹介してもらえるかもしれません。

自分で対応しようとしてはいけません

自分は法律に詳しい

妻が自分の知らない所で闇金業者からお金を調達していて、家に取り立てに来たとします。妻からどのような取り立てがあったのか聞くと、明らかな貸金業法違反行為がありました。

自分は法学部出身・法律にある程度詳しい・証拠も取ってある、ということで自力にて交渉するのはおすすめできません。法的に権力をもって闇金業者と交渉できるのは、司法書士・弁護士のみです。素人の方の知識・知見で、闇金業者と交渉するのは危ないです。家族に、司法書士・弁護士がいればこの限りではありませんが。

自分は格闘に自信がある

自分は総合格闘技をしている・柔道黒帯である・ベンチプレスを120kg上げる・空手黒帯であるというように、仮に格闘に絶対の自信があり勝てると思っても自分で対応は危険です。闇金からのしつこい督促にカッとなり激高し、逆に相手へ殴る蹴るの暴行でけがを負わせるなどしたら闇金被害者にもかかわらず自分の方が暴行容疑になる可能性すらあります。

そしていくら格闘に自信があっても、相手が包丁やピストルをもっていないという保障はありません。

家に来た証拠を残す

自分がいる時に闇金業者が家に来た・留守中に家に来た痕跡があれば、なんでも些細なものでもよいので処分せずに残しておくのが重要です。例えばインターホンを通して何らかの話をしたら、話の内容を録音したものです。

そして張り紙・メモ書きなどが玄関に貼られていれば、このような張り紙やメモ書きなども含まれます。張り紙やメモ書きに「金ちゃんと返せ、返さないと殺すぞ」という文言がもしあれば、脅迫罪につながり得ます。また防犯カメラを設置していれば、防犯カメラ映像も自宅へ来た有力な物証といえます。

根本的対処法

早めに司法書士の方や弁護士の方といった専門家へ相談

闇金対策として最も有効なのが、司法書士の方や弁護士の方といった専門家へ連絡・相談という方法です。この方法には、家族へ知られるのが嫌だ・会社や自分のことを知っている方々へ闇金との関りが明るみになりそうなのが嫌だといったネックでなかなか行動へ踏み切れない方もいます。

しかしながら、平穏な生活を取り戻すには遅かれ早かれ法律専門家へ相談となるのが予想されます。ということで、なるべく傷が浅く狭いうちに勇気をもった行動という判断を選択するのが賢明といえます。

費用への懸念

司法書士の方や弁護士の方に相談・対応して頂くとなると、数十万円・100万円程度費用がかかるのでは?と費用を心配することもあります。しかしながら闇金問題解決費はリーズナブルで、後払いが可能という所まであります。まず司法書士の方の場合は相談料無料が多く、弁護士の方でも相談料無料の所があります。

対応費用そのものが下記の通りです。

闇金に強い弁護士 司法書士
平均相場 1件につき4万円~6万円 1件につき3万円~5万円
着手金 要相談 不必要な場合が多い

返済必要なしの強い気持ち

借金というのは一般的に返済義務があります。しかしながら、闇金から借りたお金に対しては元本含んで全く返済の義務がないのです。よってこの返済義務はないのだからという、強い気持ちをもつのも重要です。ただし返済義務がないからといって、最初から踏み倒すつもりで闇金からお金を調達するという考えには倫理的にも・法的にも疑問・危険性が生じます。

日数

司法書士の方・弁護士の方による電話により、取り立て電話そのものはその日のうちにとまる可能性すらあります。既に支払ったお金を取り戻したい・法的手続きで闇金業者を罰したいと考える場合は、ある程度長い日数がかかる可能性があります。既に支払ったお金を取り戻せる可能性は、大きくはないと考えた方がよいです。

最悪の場合引っ越しも検討材料に入ってきます

複数の証拠などを準備して司法書士の方や弁護士の方といった専門家が再三の注意を闇金業者へしているにもかかわらず、自宅へ来るのが止まらないという場合になったとします(このようなケースになるのはほんとにほぼないでしょうが)。こうなれば法律家の方や警察の方と相談・話し合いの上、こっちから法的措置を取りましょうかとなる可能性もあります。

このような考え方の一方で、近隣に迷惑をかけるわけにはいかない・仕事の都合でお客様がよく自宅に出入りするといった事情があるとします。こうなると、どうしても闇金とのかかわりを知られたくないのではないでしょうか。法的措置の実行を待たずに、最終手段として引っ越しの必要性も考慮の余地に入ってきます。

まとめ

以上闇金の取り立てが来たときについて述べてきました。様々な話が展開されましたが、最も大きいポイントとしては玄関を開けない・警察を呼ぶという点です。他にも貸金業法違反になっていないか・家に来た証拠を残しておくなどといった事柄も示していますが、いざ恐怖・緊張にあふれた心理状況では難しい可能性が大きいです。

しかしながら玄関を開けない・警察を呼ぶという2点は、何とか判断できて頂きたい部分ではあります。そして、司法書士の方・弁護士の方といった専門家へ相談して根本を解決してください。