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アルコール依存症で闇金から借金!両方の解決策を解説

相談・解決

「アルコール依存症と闇金問題、両方を抱えている」
「飲み代のために闇金から借金をしてしまった」

アルコールと闇金問題を同時に抱えている方もいらっしゃるかもしれません。アルコール依存症と闇金問題は、どちらか一つであっても生活に支障を来す重大な問題です。

本記事では、アルコール依存症の危険性とアルコール依存症で闇金を利用するリスクについて解説します。アルコール依存症の対処方法と闇金トラブルの解決方法についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

アルコール依存症の危険性

アルコールは節度を持って摂取する分には、リラックス効果やストレス解消など心身に良い影響を与えることもあります。しかし付き合い方を一つ間違えると、恐ろしい結果をもたらすことも忘れてはいけません。

アルコールのリスク

アルコールの大量摂取は、身体的・精神的共に多大なダメージをもたらします。肝硬変、膵炎、糖尿病、腎不全など、全身の臓器に甚大な障害を及ぼすと同時に、うつや不眠などの精神疾患を誘発する原因にもなります。また、免疫力を低下させることや、脳の機能を低下させることでアルコール性の認知症になることもあります。
アルコールは決して体に良いものではないため、飲みすぎは避けるようにしましょう。

依存症のリスク

アルコールは、一説には最強・最悪の依存性を持つヘロイン(阿片)と同程度の身体的・精神的依存リスクがあるといわれています。しかも厄介なことにヘロインとは異なり、アルコールは日本を含めた世界各国で合法とされ、どこででも簡単に安価に手に入ります。そのため、アルコール依存症の社会的影響は他のドラッグのそれよりずっと大きく社会問題となっている国もあります。

もちろん、お酒を飲んだからといって誰もが依存症になるわけではありません。依存症になる方の方が少ないでしょう。しかし、飲酒にはリスクがあるということを覚えておく必要があります。

アルコール依存症のチェック

「自分はアル中になんて絶対にならない」、そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アルコールを日常的に摂取している方は誰しも潜在的にアルコール依存症のリスクを抱えているといえます。特に以下の3つの項目に当てはまる方は、今後アルコール依存症になる可能性が高いと思われるため注意しましょう。

  • 週4日以上、お酒を飲む
  • お酒の席での失敗や、翌日飲んでいる間のことを思い出せないことがある
  • 身内にアルコール依存症がいる

詳細な自己診断をしたいという方は、下記サイトから世界保健機関(WHO)が作成したチェックシートで確認してみることをおすすめします。

参考サイト:アルコール依存症チェックシート(アルコール依存症治療ナビ)

アルコール依存症で闇金を利用する危険性

アルコールは合法であることもあり、比較的安価に手に入ります。そのため、純粋にアルコール代のためだけに闇金を頼ることは少ないように思います。しかし、アルコール依存症で借金問題を抱えている方や、結果的に闇金を利用するに至る方は存在するでしょう。そして、その場合アルコールの問題を抱えていない方に比べてより危険性が増す可能性があります。以下では、アルコール依存症で闇金を利用する危険性について解説します。

アルコール依存症で闇金を利用する流れ

アルコールは一部の高級品を除き、嗜好品としてさほど高価なものではありません。また、アルコール依存症になる方は、味や品質より「酔える」ことに重点を置くことが多い傾向があります。しかしアルコールは耐性が付きやすいため、次第に飲酒量は増えていきます。飲酒量に伴い酒代も増えていき、安いお酒でも家計を圧迫するようになるでしょう。

酒代のせいで生活費が不足するようになった時点で、飲酒量を減らすことができれば良いのですが、すでにアルコール依存症になってしまっている場合はそれができません。お金が足りなくなった時、最初はカードや大手の消費者金融等を利用すると思います。しかし、酒代が増えていく一方である以上、収入が増えない限り生活費の不足は続き、借金を繰り返すことになるでしょう。そうこうするうちに、多重債務に陥り、正規の業者からは新規の融資が受けられなくなります。最終的に闇金しか貸してくれるところが無い、という事態に陥るのです。

返済がストレスになり飲酒してしまう

借金の返済や闇金特有の強引な取り立ては、大きなストレスとなります。アルコール依存症の方は、ストレス解消にお酒を飲む傾向があります。そのため、今まで以上に量を飲むようになってしまい、アルコール依存症の程度も進むという負の連鎖に陥りかねません。

心身を病み全てを失うリスク

アルコール依存症が重症化すると、昼間も飲むことが我慢できなくなるため、仕事中に隠れて飲む、朝起きられずに遅刻しがちになる等の深刻な問題が起きる場合もあります。また、アルコールで体が蝕まれるため、健康状態が悪くなり働くことが難しくなることも考えられます。

働くことができなくなれば、収入が無くなりますので、借金の返済は事実上不可能となるでしょう。もし正規の貸金業者しか利用していなければ、債務整理をすることで解決が可能かもしれません。しかしアルコール依存症であると、正常な思考ができないため債務整理という現実的な手段を実行することが難しくなります。さらに、闇金を利用していた場合は、問題の解決は容易ではありません。

アルコール依存症の方の場合、飲んでいる間の人格が素面の時とは豹変することもあります。救いの手を差し伸べようとする家族や友人に対しても誠実に対応することができずに、愛想をつかされてしまうというケースも少なくありません。そこに闇金問題が加わればなおのことです。

アルコール依存症で心身を病んだ状態で闇金を利用した場合、それまでの仕事や家庭、友人関係などこれまで築いてきた人生のすべてを失うリスクがあるといえます。

アルコール依存症の対処方法

アルコールの問題を抱えている場合、真っ先に体と心の治療を行うべきです。アルコール依存症は放置していて良くなることはありません。アルコール依存症である場合、以下の3つの方法で対処するようにしましょう。

依存症の専門医にかかる

アルコール依存症の場合、依存症を専門とした医療機関にかかることが大切です。アルコール依存症の治療は大変な苦痛を伴うといわれています。治療の際はお酒を断つことになりますが、下痢や吐き気、幻覚等、激しい禁断症状が現れることがあるため、場合によっては長期に渡る入院と専門家の助けが必要です。依存症の治療と並行して、肝臓の数値や血糖値、脳の状態など、全身のメディカルチェックを受けるようにしましょう。

回復後もお酒を飲まない

依存症になってしまった場合、回復した後も断酒を続けなければいけません。「少しくらいなら大丈夫だろう」と、自分も思うかもしれませんし、周囲にも勧められるかもしれません。本来適量なら問題ない飲酒ですが、一度アルコール依存症になってしまった方の場合は、一滴でも再飲酒したが最後、あっという間に依存症の状態へと逆戻りしてしまいます。せっかく苦しい思いをしてお酒を抜いたのに、元の木阿弥になってしまうのです。そのようなことにならないためにも、依存症の治療が成功した方は、二度とアルコールを飲まないようにしましょう

家族や周囲のサポートが必要

アルコールは身近で手に入りやすいものです。また、アルコール依存症の方は基本的にお酒が好きなため、治療後に再度手を出してしまう例が多いといいます。家族や周囲もアルコール依存症についての理解を深め、「一口くらいはいいのでは」や、「特別な日くらいは」といった考えを捨て、本人が再度飲酒しないようにサポートすることが大切です。

闇金トラブルの解決方法

アルコール依存症で闇金利用をしてしまった場合は、以下の方法で問題を解決することをおすすめします。

法律の専門家に相談する

闇金とのトラブルは、法律の専門家に相談することが一番の解決策でしょう。
闇金からの借金は、不法原因給付に当たるため法的には返済義務がないとされています。しかし、そのようなことを利用者本人が闇金業者に言ったところで「自分で借りた癖に何を言っているんだ」と鼻で笑われるか、逆切れされてさらに激しく取り立てられるだけでしょう。しかし、同じことを法律の専門家に伝えてもらえば話は別です。

法律の専門家に闇金対応の代行を依頼した場合、法律の専門家は闇金業者に対し、受任通知という介入を知らせる通知書を送付します。これを受け取った後で、債務者に対し直接連絡をすることは貸金業法で禁じられており、行政処分の対象となります。闇金業者が最も恐れていることは、逮捕されることです。そのため、法律の専門家の介入を知った時点で手を引く業者も珍しくありません。

アルコール依存症の方で闇金を利用した場合、治療のために直接相談に行けないケースもあるかもしれません。闇金対応の依頼の場合、メールや電話での相談後に、必要書類の郵送を行えば面談は不要という場合もあります。また、治療費などが嵩んですぐにお金が用意できないという場合でも、後払いや分割払いに対応しているところもありますので、諦めずに相談してみることをおすすめします。

警察に相談する

闇金トラブルを警察に相談することも可能です。ただし、警察は原則として民事不介入のため、実際に働きかけてくれることはあまり期待できません。しかし、もし闇金業者が自宅まで来て暴力を振るうことや、身の危険を感じるような脅迫行為があった場合は、警察に相談に行くことをおすすめします。

まとめ

今回は、アルコール依存症の危険性、アルコール依存症で闇金を利用するリスク、アルコール依存症の対処方法、闇金トラブルの解決方法などについて説明しました。

アルコール依存症にしても、借金問題にしても、一朝一夕で起きる問題ではありません。長い時間をかけて、じわじわと蝕まれ、気が付いた時には取り返しがつかない事態になっているという類の問題です。現在、少し飲みすぎている、カードの利用額が増えているという方は、今のうちにセーブすることを覚えましょう。
もし闇金を利用してしまった場合は、早いうちに闇金対応に強い法律の専門家に相談することをおすすめします。

我々ジェネシスは、借金問題に詳しい司法書士と元警察官が力を合わせて闇金トラブルを解決する司法書士事務所です。相談は無料で、着手金については後払い・分割払いにも対応しています。24時間・年中無休で受付しておりますので、闇金トラブルでお困りの方は、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。