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霊柩車を呼ばれた⁉闇金のあり得ない嫌がらせ事例と対策を解説

闇金の手口

闇金を利用した際につきものなのが、返済を怠ったときの「嫌がらせ」。
ひどいものになると「霊柩車を呼ばれた」などという事例まで存在します。闇金に縁のない人にとっては都市伝説のように思われるかもしれませんが、実際にこのような事例は存在します。

本記事では、闇金の嫌がらせ事例を紹介すると同時に、闇金が嫌がらせをする目的について説明します。また、現在闇金から嫌がらせを受けている方が取るべき対策についても説明しますので、ぜひ参考にしてください。

霊柩車がやってきた? 闇金の嫌がらせ事例

闇金の嫌がらせは、返済を滞らせた時から始まります。最近Webで盛んに宣伝している「ソフト闇金」でも、同じことです。借りるまでは、対応も丁寧で、親身に相談に乗ってくれたとしても、嫌がらせをしてくる方が闇金の真の姿です。

闇金の利息は「トイチ」(10日で、元本の1割が利息)「トサン」「トゴ」など、極めて暴利です。返せなくなるのは当然のことでしょう。しかし、返済ができなければ、当然のように闇金は嫌がらせをしてきます。

闇金の返済を滞納している人の家に、いきなり霊柩車や葬儀社の人がやってくるということもあるようです。
やってくる人は、お葬式の準備のために来る本物です。この方々も被害者です。これほど不謹慎な話もありません。

他にも、闇金の嫌がらせの手口はたくさん存在します。以下では、その中の代表的なものを紹介します。

一日中電話がやまない

電話攻勢は利用者の携帯電話から始まりますが、携帯への着信は無視しやすいものです。
しかし、だからといってずっと無視していると、電話攻勢の矛先は職場に移っていきます
例え、無視せずに対応していても、返済をできないでいれば、遅かれ早かれ、次の段階に進むことは避けられません。

勤務先の電話が、闇金からの督促で一日中鳴りっぱなしになることもあります。
もちろん、これは威力業務妨害罪となります。会社は警察に通報するかもしれませんが、闇金を利用した方の社内での信用はがた落ちになるでしょう

利用者の勤務先への攻撃は、嫌がらせとしての効果は十分ですが、利用者が会社にいられなくなる能性もあります。そうなれば利用者の収入が途絶え、さらに返済が滞るリスクがあることを思えば、このような嫌がらせをすることはいっそ不思議です。

ピザの大量デリバリー

ピザに限りませんが、出前の大量発注は闇金の代表的な嫌がらせの手法といえます。
頼んでもいない大量の料理を受け取る側はもちろん、注文を受けて配達するお店にとっても大変な迷惑行為です。
このように、闇金業者は返済を滞らせている利用者だけでなく、善良な第三者へ迷惑をかける行為を平気で行います

職場や近所、SNSでの信用毀損

職場や近所で、利用者の名前を出し「金を返さない奴」だと触れて回るのも、闇金の典型的な嫌がらせの手口です
最近ではそれにとどまらず、ツイッター等、SNSで利用者の信用を毀損する手法も行われています。
もともと闇金自体犯罪なのに、このようなことをすればさらに足が付きやすくなるように思いますが、それでもなお嫌がらせに使う例が多数あります。

最近では、闇金がプロ野球選手の所属球団に対し、「選手が金を返さない」と執拗に電話をしていたケースがありました。選手はこれにより引退を余儀なくされたそうです。
大きく報道されたことについては、闇金側にとっても計算違いだったかもしれません。それでも、「引退に追い込まれても構わない」とは認識していたはずです。

親元や親戚にも矛先が

闇金は、利用者の弱い部分を徹底して責めてきます。大抵の人間にとって、それは家族です。
貸金業法で禁止されていることでも、闇金は平気で行います。
利用者のプライバシーを守る義務も意識もありませんので、親や兄弟姉妹の元まで押しかけて返済を迫ります。もちろん、昼夜を問いません。
肉親だからといって返済義務などありませんし、闇金側が通報されるリスクも高まります。それでもこのような行為を行う一番の目的は、利用者にプレッシャーを掛けることにあります。

闇金はいやがらせをする理由

闇金はそもそも、なぜ上述したような嫌がらせをするのでしょうか。冷静に考えると、意味不明に思えます。
違法とはいえ貸金業なのですから、利息を含めて回収することを目的にしているなら分かります。しかし、嫌がらせの事例を見ていると、それだけではないように思えます。
以下では、闇金業者が嫌がらせをする理由について説明します。

利息を得る目的

闇金には、高い利息を含めた返済については、実際、それほど期待していないのではないかと思われる節があります。
そう考えないと、借り手の信用を意図的に失わせる行為に出ることは理解できません。
前章で紹介した、現役のプロ野球選手が借金騒動で退団を余儀なくされた事例についても、退団という結果になることをあらかじめ織り込み済みだったようにも思えます。

借り手を精神的に追い詰める

闇金は、リスクの高い貸し手に対し、高金利で貸し付けを行いますので、いずれ返済ができなくなることは最初からわかっています。これは、冷静な判断のできる人なら誰でも予測できることです。
嫌がらせの目的は、返済能力のないところから少しでも多くお金を搾り取るためでしょう。

裏社会の人は、お金に困って行き詰まった人間ほど操りやすいものはないことを知っています。切羽詰まって判断力が落ちた人間を、動かすことでお金を生み出す方法は無数にあります。
例えば、返済をチャラにする代わりに、銀行の口座を作らせたり携帯電話を契約させそれを渡すように指示されることがあります。「それだけで借金がなくなるなら」と、応じてしまう方が多いようですが、これは犯罪に加担しているとみなされかねない大変にリスクの高い行為です。

他にも、女性なら売春を強要されることや、男性なら闇金の業務やオレオレ詐欺などの受け子などの裏家業を斡旋されることがあるといわれています。
冷静に考えれば、そのようなことを受け入れなければならない義理などまったくありません。

いやがらせを楽しんでいる?

違法とはいえ、闇金もビジネスです。ビジネスなら経済効率性を最優先に考えるべきなのにもかかわらず、実際には「嫌がらせのための嫌がらせ」としか思えない言動も多数目につきます。

これについては恐らく根本的に闇金の人間は、弱い人をいたぶる行為を好む傾向にあるのでしょう。そうした素地がないと、闇金の業務を続けることはできないのかもしれません。

闇金の嫌がらせへの対策と対処方法

闇金の嫌がらせの手口と理由について上述しました。闇金の悪質な嫌がらせに対し、利用者はどのように対策・対処すれば良いのでしょうか。
結論からいうと、法を守らない違法業者に対しては法律で立ち向かうしかありません

闇金の借金を返しても無意味

真面目な人なら、「なんとか返済しよう、返済すれば嫌がらせも止む」と、考えるかもしれませんが、これは闇金には通用しません。相手は、いずれ返済不可能になることを承知で貸しているからです。
原則に戻りましょう。許可を得ず、法律を無視した暴利で貸し付ける闇金は違法です。違法業者から借りたお金には、返済義務がありません。
返済を考えること自体が無意味です。

専門家に相談する

闇金業者は、しばしば理屈に合わない嫌がらせを仕掛けてきます。
しかし、このような闇金業者でも、法律の専門家が介入すると、あっさり手を引くことがあります。
闇金は、自らの行為が違法であることを承知しているため、法律のプロと関わることを嫌うのです。逮捕されるリスクがあることを考えれば、当然でしょう。裏の人間も、こういった損得の判断はします。
ですので、闇金トラブルを解決したい場合は、闇金に詳しい法律の専門家に相談することをおすすめします

警察にも専門家を交えて相談する

最近は警察も闇金被害の相談窓口を設置するなど、闇金対策に力を入れていますが、やはり闇金という性質上、警察に相談して即解決、というわけにはいかないのが現実です。

依頼人の依頼内容に沿って、細やかに対応する法律家と異なり、組織で動く警察は、個別のいやがらせ事例を追いかけづらいということもあるでしょう。
しかし、闇金からの嫌がらせで困っている際は、警察の協力も仰ぎたいところです。その場合には、法の専門家を交えて相談すると、比較的迅速に対応してくれることもあります。
法律の専門家と警察が連携を取ることで、刑事・民事両方の側面から闇金業者を追い詰めていくことが可能となります

債務整理の相談も可能

法の専門家に相談する際には、闇金問題だけではなく、闇金を利用する原因となった根本的な金銭問題を相談してみることをおすすめします。
闇金を利用する方の中には、正規の貸金業者からの借入が総量規制をオーバーしている・多重債務化しているなどの問題を抱えている方が少なくないのではないでしょうか。
中には、相手が闇金であることを知らなかったというケースもあるかもしれませんが、いずれにしても金銭問題を抱えているのは確かでしょう。

闇金の借金返済を無効にすることができても、他の借金問題が解決するわけではありません。
借金の額が年収の3分の1を超えていると、貸金業許可を得ている正規の業者から借り入れることはできません。
「おまとめローン」ならば審査に通る可能性があるかもしれません。その場合は、多重債務をまとめて一本化することができますが、審査に落ちることも当然にあります。

その場合は、自己破産を含め、債務整理を検討するのも選択肢です。
自己破産や債務性にはデメリットもありますが、借金をリセットして人生をやり直すことが可能となります。そんなことをしたら、普通の生活ができなくなるのではないか、職場をクビになるのではないか、と心配される方もいらっしゃいますが、自己破産をしても職場に通知は行きませんし、一部の職業が制限されることはありますが、基本的に職を失うことはありません。

債務整理についても、法律の専門家に相談できますので、闇金問題と併せて相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、闇金の嫌がらせ事例、闇金が嫌がらせをする目的、闇金の嫌がらせへの対策と対処方法などについて説明しました。

闇金を利用することは、それだけでリスキーな行為ですが、それをきっかけとしてさらに大変な被害を受けることがあります。
闇金から嫌がらせを受けている方は、早急に法律の専門家に相談することをおすすめします

司法書士法人ジェネシスは、借金問題に詳しい司法書士と元警察官がタッグを組んで、利用者に代わって闇金業者と交渉を行う司法書士事務所です。アフターフォローにも力を入れており、着手から2か月間は無料でしつこい闇金業者への対応も行っています。闇金からの嫌がらせにお困りの方は、一人で悩まずにぜひジェネシスへご相談ください。