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無職で融資できる闇金業者は危険!トラブル体験談と安全な資金調達方法

闇金の手口

「会社で働けなくなり収入が途絶えてしまった」
「無職でも安全にお金を借りられるのか気になる」

長時間労働によるストレスや病気などの理由で働けなくなった人はいるかもしれません。収入がなくなると生活するのが難しくなり、闇金に頼ってしまう無職の方は一定数います。

ただ、闇金に手を出すと返済で生活が苦しくなるほか、トラブルになるリスクが大きいです。本記事では無職でも融資してもらえる闇金の危険性と安全な資金調達の方法をお伝えします。

無職の方が闇金を利用する危険性

本来、カードローンなどの方法でお金を借りるには安定した収入が必要です。

収入がなければ借りたお金を返済できず、利用者の債務整理や破産により金融機関が損していまいます。

国内には貸金業者に対する総量規制があり、年収の1/3を超える資金を融資できません。消費者金融やクレジットカードなどの場合、無職の方がお金を借りるのは原則として不可能です。

しかし、法律を守らない闇金業者は総量規制を無視して、無職の方にもお金を融資することがよくあります。後で返せる見込みがない人であってもお金を貸し付けるのが闇金の特徴。

「なぜ、無職にお金を貸せるのか分からない」と思った読者はいるかもしれません。闇金業者の手口から、無職の方が闇金を利用する危険性について見てみましょう。

DMやSNSで勧誘される

ほとんどの闇金はお金を借りたい人を集客するために、DMやSNSで無職の方に融資を勧誘します。

収入がなくて生活が苦しい人をターゲットにして、後でお金を搾取するのが闇金の目的。

例えば、自己破産した人の名前と住所が記載された官報を確認して、業者は融資を宣伝するDMを送ります。大手金融機関の名称やロゴの無断掲載により、読者を騙そうとする業者も少なくありません。

また、SNSでお金に困っている人に直接勧誘する場合もあります。「解雇されて収入がなくなった」などの発信をする人に対して「DMください」と返信し、業者はDM内で融資を勧誘。

そして、融資の勧誘によりお金を借りたい人が現れたら、お金を貸し付けるために手続きを始めます。

参考:https://kanpou.npb.go.jp/

高金利で融資を受ける

闇金業者は融資したお金を取り返せるよう、融資前に申込者の個人情報を収集します。

本名や住所、本人の連絡先だけでなく、実家の住所や電話番号なども聞き取ることが多いです。

そして業者が融資するための個人情報をすべて集めたら、違法な金利で無職の方に資金を融資。利息の相場は10日3割から5割であり、年1000%以上の金利となるパターンがよくあります。

例えば、10日5割で6万円のお金を借りた場合、10日後に3万円の利息を加えた9万円を返済することが必要です。また、多くの業者は融資時に3,000円から5,000円もの手数料を徴収します。

返済できずに取り立てられる

無職の方は金銭的余裕があまりなく、高額な利息を返済できない場合がよくあります。

もし借金を返済できずにいると、闇金業者から厳しく取り立てられるため注意しましょう。

自分の携帯や実家の固定電話に何度も着信がきたり、自宅に嫌がらせされたりするリスクがあります。取り立てによる闇金トラブルを避けるには、闇金に手を出さないことが重要です。

無職の方の闇金トラブル体験談

「実際に闇金を利用した無職の人の体験談を聞きたい」と思った人はいるかもしれません。

インターネット上にある質問サイトには無職の方が闇金トラブルに遭った事例が多数あります。

知人に個人情報をバラされる

2017年7月頃、闇金を利用した知人に個人情報をバラされた人の体験談です。

質問者の知人は生活保護を受給している無職の方であり、20万円ほどの資金を闇金から借りました。

融資を申し込む時に知人は「会社で働いている」と嘘をつき、質問者の実家を勤務先として申請。そしてお金を借りた知人は返済しなかったため、実家への取り立てが始まりました。

質問者は自分や知人の危害を心配して質問サイトに相談。回答者から「電話を録音して警察に相談すべき」というアドバイスをもらい、闇金業者をうまく対処したことが推測できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10176514370

電報で返済を催促される

2009年1月頃、闇金の借金返済で悩んでいた人の体験談です。

質問者は闇金から資金を借りた後、何度も利息を返済することで元金の返済から逃れていました。

しかし、借金を返済している時に無職となり、利息すら返済することが困難になったのです。既に質問者の携帯には毎日連絡があり、自宅には電報などで返済を催促されました。

求職している状況では借金を解消できないため、質問者は対処法を知るために質問サイトで相談。回答者からは「専門機関で相談したほうが良い」というアドバイスを貰いました。

質問へのアドバイスにより、質問者は無料で相談できる機関に連絡してトラブルを解決したことが推測できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1422405654

ギャンブル依存で闇金に手を出す

2017年3月から毎日ギャンブルをしていた無職の方による体験談です。

質問者は死ぬつもりでお金を借りていたため、後日に返済できなくなり信用機関からブラックとして認定されました。

消費者金融から借りれなくなった質問者は闇金から融資を受けるために電話で連絡。そして、妹の個人情報を正直に伝えてしまい、返済できなくなった後に妹の職場へ嫌がらせされました。

また、1万円を融資して1週間後に1万8千円を返済する予定でしたが、業者からは1万円が振り込まれない状況です。家族に迷惑をかけたくない質問者はアドバイスを貰うために相談。

複数の回答者と相談した後、質問者は警察の生活安全課と今後について話し合いました。警察の対応により嫌がらせがなくなり、トラブルが一時的になくなったのがポイントです。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10174513425

闇金との借金問題を解決する方法

収入がない状況で生活するために、闇金からお金を借りてしまった無職の方はいるかもしれません。

もし取り立てや嫌がらせの被害を受けているときは、以下の方法で問題を解決しましょう。

  1. 業者の連絡を拒否する
  2. 闇金に強い司法書士や弁護士に相談する
  3. 危険なときは警察に通報する

それぞれの方法について詳しく解説します。

業者の連絡を拒否する

ヤミ金融対策法により取り締まりが厳しくなった今、直接取り立てる業者は少ないです。

そのため闇金業者との連絡を拒否することで、簡単に取り立て被害を防ぐことができます。

例えば、非通知着信拒否や登録外番号着信拒否により、業者からの電話をすべてブロック。SNSで連絡している人はブロック機能を活用することで督促や取り立てを拒否できます。

闇金に強い司法書士や弁護士などの専門家に相談する

「連絡を無視していたら自宅に嫌がらせされた」と悩んでいる人はいるかもしれません。

もし闇金業者とのトラブルが解決しないときは、司法書士法人ジェネシスに相談しましょう。

ジェネシスでは、借金問題に詳しい司法書士と元警察官が闇金トラブルをスムーズに解決します。闇金による嫌がらせを最短即日でストップでき、専門家と無料で相談できるのがメリットです。

着手金は1社あたり税抜5万円ですが、ご依頼の件数が増えるほど費用は安くなります。ご依頼費用は分割払いや後払いに対応しているほか、法テラスによる費用立替も利用可能です。

ご依頼者の秘密情報はすべて厳守するため、家族や職場にバレることなく手続きを進められます。闇金との借金問題を確実に解決したい人は司法書士法人ジェネシスにご連絡してください。

危険なときは警察に通報する

一部の闇金業者は不当に利益を得るために、お金を貸した利用者に直接取り立てる場合があります。

身の危険を感じたときはすぐに警察へ通報して、悪徳業者からの被害を防ぐことが大切です。

無職の方が安全に生活資金を手に入れる方法

今では無職の方でも利用できる制度が多数あり、闇金に頼らなくても必要なお金を手に入れることが可能です。

収入がなくなったときは以下にある3つの方法を活用しましょう。

  1. 生活福祉資金を利用する
  2. 生活保護を受給する
  3. 失業保険を申請する

それぞれの方法について詳しく見てみましょう。

生活福祉資金を利用する

全国社会福祉協議会では低所得者や高齢者、障害者を支える制度として生活福祉資金を提供しています。

条件を満たすことで生活を立て直すための資金や就職費用を借りれるのが特徴。

住民税非課税世帯や65歳以上の高齢者がいる世帯であれば、生活福祉資金を借りることが可能です。社会福祉協議会の窓口で担当者と相談して、申請書を提出することで審査が行われます。

審査が通ることで生活福祉資金を借りることが可能になり、借用書を提出することで資金が交付される仕組みです。

生活保護を受給する

もし生活福祉資金を借りられなかった場合は生活保護の申請をオススメします。

以下にある3つの項目を書類により証明できれば、国から毎月一定の生活保護費を受け取ることが可能です。

  1. 世帯収入が最低生活費以下であり、理由があって働けないこと
  2. 預貯金や保険・土地・家・車などの財産がないこと
  3. 援助してくれる親族がいないこと

生活するために必要であると認められれば、車や家を保有したまま生活保護を受給できる場合があります。

失業保険を申請する

「事情があって会社を退職してしまった」と悩んでいる人はいるでしょう。

もし会社を辞めて収入がなくなったときは、失業保険を申請することで生活に必要な資金を得られます。

例えば、会社の倒産や会社都合の解雇で失業した場合、申請してから1週間後に失業手当を受けられます。もし自己都合で退職した場合でも、3か月の給付制限期間後に失業手当を貰うことが可能です。

退職した理由により失業手当を受け取れる日数が変動するため注意しましょう。

まとめ

本記事では無職の方でも利用できる闇金の危険性や安全に資金調達する方法についてお伝えしました。

リスクの大きい闇金を利用しなくても、生活福祉資金や失業保険でお金を得ることが可能です。

闇金業者からお金を借りてトラブルを抱えている方は、ぜひ我々ジェネシスにご相談ください。闇金対策の専門家があなたに代わって業者と交渉し、スムーズに問題を解決します。