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闇金業者による実家への取り立ての流れ・被害者事例やトラブル対処法

闇金の手口

「闇金から借りたお金を返済できなくなった」
「悪徳業者が自分の家族に取り立てないか不安」

違法金利で儲ける闇金業者は返済させるため、利用者の家族に取り立てる場合がよくあります。実際に電話や嫌がらせによる取り立て被害に遭い、人間関係が悪化した事例は少なくありません。

闇金の借金で実家に取り立てられるのを防ぐには、前もって対策しておくことが重要です。本記事では闇金業者が実家に取り立てる流れやトラブルの対処法についてお伝えします。

闇金業者による実家への取り立ての流れ

たとえ自分が業者に借金を返済できなくても、本来は実家に取り立てられません。

貸金業法では貸金業者による取り立て行為が規制されていて、以下の行為が禁止されています。

  • 正当な理由がないのに自宅以外の場所に連絡したり、深夜早朝に自宅へ訪問すること
  • 業者が自宅に訪問した時、利用者から退職を要求されても退去しないこと
  • 利用者の親族や友人、勤務先の上司などに対して借金の返済を要求すること

もし取り立て行為の規制を無視して貸金業法に違反してしまうと、登録を取り消されて営業できなくなるリスクがあります。そのため、正規の金融機関では利用者の実家に返済を催促できません。

一方、法律を無視する闇金業者の場合は利用者の実家に取り立てる可能性が十分あります。どのような手口でトラブルを引き起こすのか、闇金業者が実家に取り立てる流れを詳しく見てみましょう。

SNSやチラシで融資を勧誘

スマホやSNSを利用する人が大勢いる今では、SNSを通じて融資を勧誘する闇金業者が一定数います。

業者は高い金利で借りてくれる人を見つけるため、甘い言葉で融資をアピール。

例えば、Twitterには以下のように宣伝してお金を借りたい人にアピールする業者が多数います。

  • ブラック・多重債務・破産・融資可能です
  • 20歳以上で収入がある人なら即日融資OK
  • 在籍・緊急連絡先・利息先引き・保証料先払いなど一切なし

また、自己破産や個人再生でブラックになった人に対して、チラシで融資を勧誘する業者も中にはいます。債務整理した人の名前と住所を官報で確認して、業者の連絡先などを記載したチラシを送付。

SNSやチラシなど複数の手法を活用することで、闇金業者は効率的に融資を勧誘するのが特徴です。

参考:https://kanpou.npb.go.jp/

違法金利で資金を貸付

生活費などの支払いでお金を借りなければならず、闇金に申し込んでしまう人はいるでしょう。

闇金業者は電話やメッセージで申込みを受けると、融資するために申込者から個人情報を聞き取ります。

ブラックでも融資する業者が個人情報を集める理由は、利用者による借り逃げを防ぐため。利用者の連絡先だけでなく実家や勤務先の情報を把握しておくことで、業者が取り立てしやすくなります。

そして業者が必要とする情報をすべて集めたら、利用者に違法金利で数万円の資金を融資。闇金の利息相場は10日3割から5割であり、金利に換算すると年1000%以上になるもの。

貸金業者の場合は出資法による上限金利が年20%であり、闇金業者は大幅に上限金利を違反してお金を貸し付けていることが分かります。

返済できなければ本人に取り立て

違法な高額利息を返済するのは簡単ではなく、借りた後に返済できない闇金利用者は少なくありません。

もし闇金の借金を返済できなくなると、業者が厳しく取り立てるため注意しましょう。

業者は利用者が期日までに返済できないことを確認すると、本人の携帯に何度も電話で取り立てます。暴言で相手を威圧したり連続で電話をかけたりして、返済しない利用者にプレッシャーをかけるのが業者の手口。

また、「返済しないなら自宅に訪問する」などと脅して借金を返済させようとする業者も中にはいます。違法な闇金業者は取り立て行為の規制を守らず、深夜や早朝にも取り立てる傾向です。

実家や勤務先に返済を催促

返済しない利用者本人に取り立てても意味がなければ、闇金業者は実家や勤務先に取り立てます。

本人と同様に何度も電話で催促して、周囲の人たちにも威圧するのが業者の手法。

過去には実家の固定電話や兄弟の携帯に業者が電話して、借金で人間関係が悪化した事例も多数あります。自分が返済しないことで周りに迷惑がかかり、トラブルは大きくなるのです。

「実家や勤務先を業者に教えなければ良い」と思った読者はいるかもしれません。ただ、闇金から借りるには家族や勤め先の情報を伝える必要がある場合が多く、家族がいない無職の方は業者が断る傾向です。

実家に嫌がらせされる場合もある

闇金業者との借金問題が長引くと、業者が実家にデリバリーなどで嫌がらせする可能性もあります。

例えば、飲食店に大量の注文をして利用者の実家に送りつける場合はよくあること。

料理を送りつけられた家族はデリバリーを断る必要があり、飲食店に大きな迷惑をかけることになります。場合によっては悪質な注文とみなされて、家族が飲食店を利用できなくなる可能性もあること。

また、業者が意味もなく通報して実家に救急車を呼びつける場合もあります。闇金業者の嫌がらせを放置していると、周囲への迷惑で世間体が悪化するリスクが大きいです。

実家に取り立てられた闇金被害者の事例

「本当に闇金業者が実家に取り立てるのか気になる」と思った読者はいるかもしれません。

多くの人々が利用する質問サイトには、実家に取り立てられた悩みをもつ質問者が多数います。

姉の散財で催促される

2018年8月頃、実家にいる姉が闇金に手を出してしまった人の事例です。

質問者の姉は周りからチヤホヤされたいタイプであり、最近では自分だけ結婚できていない状況に焦りを感じていました。

周囲から置いていかれる実情が嫌になり、姉はショッピングやエステに多額のお金を使っていたのです。過去にはクレジットカード会社から利用料の支払いを督促されることも多くありました。

ついには姉が闇金にまで手を出してしまい、実家の電話や父の勤務先にまで業者から電話がきている状況です。家族への悪影響が気になる質問者は対処法について相談しました。

「闇金に強い専門家に相談してください」という回答により、司法書士などの専門家に依頼してトラブルを解決したことが推測できます。家族が闇金から借金してしまったときは専門家と相談して借金問題を解決しましょう。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14194573919

融資の案内が実家に届く

2015年8月頃、闇金業者から実家に融資の案内が届いた人の事例です。

質問者は電話やハガキで融資の案内を受け取るようになり、業者は自分の旧姓名や勧誘状況を把握していました。

質問者本人は闇金を利用したことはなく、怪しい業者に個人情報を教えたこともありません。また、自己破産をした経験はないため官報に名前や住所が掲載された実績もない状況です。

不安になった質問者は個人情報が流出した理由や勧誘を止める方法について相談。そして回答者から「基本は無視すること」とアドバイスされて、業者からの勧誘をうまく対処したことが推測できます。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11148939071

完済した闇金から電話がくる

2013年6月頃、完済した闇金業者から実家に電話がきた質問者の事例です。

質問者は3月頃に闇金からお金を借りた後、あまりトラブルを起こすことなく借金をすべて返済しました。

その後、闇金業者が質問者の友人のフリをして実家に電話で連絡。既に質問者の携帯には業者からの着信があり、質問者が無視していたため実家に連絡された状況です。

完済したのに業者から電話がきた質問者は不安になり、警察に相談すべきか質問サイトで尋ねました。そして「生活安全課に電話を」という回答により、警察に相談して問題を解決したことが推測できます。

闇金業者は一度利用した人の個人情報を把握していて、搾取するために詐欺を働く場合はよくあること。もし不安を感じたときは警察の生活安全課に相談することがオススメです。

参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12109110112

闇金トラブルを確実に対処する方法

闇金に手を出すと実家に取り立てられる場合があり、人間関係が悪化するリスクがあります。

もし闇金業者から借金してしまった人は、以下の方法により闇金トラブルを対処しましょう。

借金を返済しない

闇金業者は違法な金利でお金を貸し付けているため、法律上は利用者がお金を返済する必要がありません。

自分が不当に損しないためには、闇金業者に借金を返済しないことが重要です。

実家に事情を伝えておく

利用者が期日までに借金を返済しなければ、闇金業者は本人や実家などに電話で取り立てます。

業者からの取り立てを対策するために、前もって家族に事情を伝えておきましょう。

「怪しい業者から目をつけられている」「嫌がらせの電話がかかる可能性が高い」と伝えておくことで、家族が闇金業者の取り立てを対処しやすくなります。

固定電話や携帯の着信拒否を設定

もし闇金業者の連絡先を把握している場合、固定電話や携帯の着信拒否を設定しておくことがオススメです。

着信拒否により業者は電話で連絡できなくなり、取り立てが難しくなります。

また、非通知着信拒否や登録外番号着信拒否により見知らぬ番号からの着信を一括でブロックすることも可能です。着信拒否機能を有効活用して業者からの取り立てを防ぎましょう。

闇金に強い専門家に相談

「闇金業者の取り立てや嫌がらせが終わらない」と悩んでいる方は、闇金対策を得意とする司法書士などに相談することをおすすめします。

ジェネシスでは、借金問題を専門とする司法書士と元警察官が、あなたに代わって業者と交渉します。最短即日で業者からの取り立てをストップでき、専門家と何回相談しても料金は無料です。

実家に取り立てられる前に闇金業者を対処したい方は、ぜひジェネシスにご相談ください。

まとめ

本記事では闇金業者が実家に取り立てる流れや実際の事例、トラブルの対処法についてお伝えしました。

利用者本人がいつまでも借金を返済しないでいると、実家に取り立てられる可能性が高いです。

取り立てや嫌がらせなどで人間関係が悪化してしまうリスクを避けるためには、信頼できる専門家に相談しながら対応策を検討しましょう。